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体作りが上手く行ってもバレエの実力が伸びない隠れた原因、視覚力とは?

バレエの脳トレ「バレエ道場」の師範をしている私には、
 
いつも疑問に思っていたことがあります。
 
道場ではそつなく課題をこなす生徒さんの中に、
 
バレエのステップになると、道場の応用が出来ない人がいる。
 
なぜだろう?
 
その答えが見つかりました。
 

昨日、私の子どもが通っている小学校のPTA主催の講演会に行ってきました。
 
講師は、スポーツトレーナーをなさっている方です。
 
講師の先生のお話の内容は、
 
「脳に伝わる眼からの情報は7、8割。ただ、その眼が正しい情報をキャッチしている場合のみ。正しい情報をキャッチできない子が増えている」
 
どういうことかと言いますと、
 
眼で見ている情報が、歪んでいる場合があるというのです。
 
これを講師の先生は、「視覚力」とおっしゃっていました。
 
右眼だけしか使えていない子
左眼だけしか使えていない子
両眼使えていても正面以外の方向に対して眼が動かいない子
etc.
 
これは決して子どもにだけ言えることではなく、大人にも言えることです。
 
昨日の講演会に参加した50名ほどの保護者に対して、
 
講師の先生が簡単な視覚力チェックをしてくださいました。
 
結果は、ただしく両眼を使えていたのはたったの8名。
 
約6名のうち1名が正しく使えていたということです。
 
6名のうち5名は正しく使えていないということですね。
 
 
レッスン場ではどうでしょう?
 
例えば12名の生徒さんがいたら、そのうち10名は眼からの正しい情報をキャッチできていないということになります。
 
その10名は、教師のデモンストレーションを歪曲して解釈している可能性が高いということになります。
 
いくら指示を出しても、そもそも最初に伝わる情報が間違っている可能性が高いので、
 
その指示を理解していない可能性が高いです。
 
指示を受けた本人は、
 
「きちんとやっているのに、この先生はおかしなことを言う」
 
と思うかもしれません。
 
 
「バレエ道場」では、脳と身体をつなぐことを目的に脳に刺激を与えるような課題を多く出しています。
 
ですが、いくら脳を鍛えても、その前段階である眼からの情報が歪曲していたら?
 
脳からの身体への指示が歪んでしまうのは当然といえるのではないでしょうか?
 
何か対策が必要です。
 
 
実は、前述の視覚力チェック、私は正しく使えていました。
 
だから、使えていない人の問題がわからなかったのかも知れません。
 
今回のように、視覚力が大事であるという認識を持ったことで、
 
ここを鍛えれば生徒の実力が格段に向上すると確信しました。
 
 
バレエ道場の前段階、視覚力。
 
今後の展望が見えてきました。
 
 
体作りが上手く行ってもバレエの実力が伸びない生徒がいたら、
 
もしかすると、これが原因だったケースがあるかもしれません。
 
確率的には、かなりありそうです。
 
 
視覚力エクササイズで、唯一私が不得意だったのが「寄り目」
 
今後鍛えようと思います!
 
今後のバレエ道場をお楽しみに。
 
 
 
 

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