バレエでつま先重心に立とうとしても、上手く出来ない理由

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「重心はつま先に乗せないでください。」

 

と、指導すると、

 

「ずっとつま先に重心を乗せて立つように指導されてきたんです〜」

 

と、困惑する方がいらっしゃいます。

 

あなたのレッスンでは、どうでしょうか?

 

今回は、つま先に重心を乗せるということについて、考えてみます。

 

【1番での重心の置き方】

両足1番で立つとき、重心はどこに置くでしょう?

 

つま先?

 

それとも

 

かかと?

 

答えは、

 

足裏3点にしっかり乗る、です。

 

 

 

【つま先重心に出来ないケース/出来るケース】

そもそも180度開いている脚でつま先に重心を乗せたら、かかとが上がってしまいます。

 

かかとが床についた状態でつま先に重心を置くことは不可能です。

 

可能にするのは、180度開いていない状態で立ったとき。

 

この場合、つま先に重心を乗せると、上体が前に行きます。

 

バレエにおいては、上半身は垂直に置くのが正しい置き方ですので、これではバレエの動きをスムーズに行うことは出来ないでしょう。

 

 

 

【片足1番の場合】

では、片足での1番だとどうでしょう?

 

軸足は床の上にあり、180度(片足で90度)開いています。

 

これなら、重心をつま先にかけることは可能です。

 

重心は足裏3点からつま先側に側方移動をしたことになります。

 

 

この状態だと、ルルヴェが容易に行なえます。

 

ルルヴェにしやすくするために、つま先に重心を置くという行い方も存在するので、.

 

これはこれでアリです。

 

 

【ターンアウトが不十分な場合】

問題は、脚が180度開いていない状態のとき。

 

つま先に重心を乗せると、

 

側方への重心移動と、前方への重心移動を同時に行うことになります。

 

 

2つの方向への重心移動は複雑です。

 

ですから、これはやらないほうがいい。

 

180度開いている人が行うつま先に重心を乗せる、という行為と、

 

180度開いていない人か行うつま先に重心を乗せる、という行為は、

 

重心が移動する方向も、コントロールの仕方も異なる、別な動きです。

 

 

【重要なことは書かれていない】

バレエのメソッドは、180度開いた人が行うことを前提として作られています。

 

その教科書に

 

「ルルヴェにしやすくするために、つま先に重心を乗せる」

 

と、書かれていたら、

 

それは180度開いた人に対してのみ、という条件付きです。

 

教科書が、わざわざ前提条件を断り書することはありません。

 

書かれていないから無視して良いのではありません。

 

むしろ逆。

 

絶対に従わなくてはならない重要な条件なのです。

 

その前提条件は書かれていないわけです。

 

 

【日本では前提条件が逆】

ところが、日本でバレエを習うというと、メソッドの前提条件を満たしていないことが事実上の前提です。

 

前提条件が違えば、指導内容も変えなければなりません。

 

つまり、既存のバレエメソッドに忠実ではいけない、ということです。

 

これはバレエを教える側は、全員留意しなければなりません。

 

生徒さんの側でも、

本格的な上達を目指したり、

怪我を遠ざけてレッスンを続けたりしたいと思いますので、

やはり心に留めておかなければならないことです。

 

 

【私の指導では】

私は、180度開いていない方には、冒頭に書いたように、

 

重心をつま先に乗せないように

 

と指導しています。

 

上半身が前かがみになるのを避けるためです。

 

とにかく上半身を垂直に。

 

そのために、脚と足で何をするか、ということです。

 

 

ここも、バレエの教科書には書かれていません。

 

つまり、日本のバレエレッスンでは、先ほどと同様、

 

書かれていない「ここ」がとても重要

 

ということになります。

 

その内容は、私のレッスンの中で詳しくお伝えしています。

 

本ブログや下記メルマガなどでもお伝えしていきます。

 

 

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