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プリエの行い方

今回はドゥミ・プリエについて取り上げます。

ドゥミ・プリエは、クラシック・バレエの全ての動きの中に取り入れられていると言っても過言ではない、とても重要な動きです。

正しいジャンプには不可欠な動きです。

バレエの華は、やはりアレグロの動きです。

アレグロの動きの代表格、ジャンプこそがバレエの真髄といえるのではないでしょうか。


ドゥミ・プリエは、文字通り半分のプリエ (グラン・プリエに対し) という意味です。

どの脚のポジションでもかかとを上げずに行い、脚の弾力性・柔軟性・膝の強度を養います。

膝を曲げる動きなので、膝だけを曲げるように行うかもしれません。

ですが、ドゥミ・プリエでもっとも大事なのは、脚の付け根からプリエをしていくことです。

脚の付け根を意識せずに膝だけを使ったプリエを行うと、バレエで必要とされる十分な弾力性が養われません。

 
ドゥミ・プリエでは、かかとが上がらない限界まで曲げていき、アキレス腱を十分伸ばします。

平均的な曲げの角度は、脚の内側の角度が90度くらいです。

90度よりも曲げられる方は、どんどん曲げて行ってかまいません。

自分の可動域最大で行うことが大事です。

 
ドゥミ・プリエを行う上で、非常に大事でありながら、多くの生徒さんができていないことが一つあります。

それは、

ドゥミ・プリエでは、下りるときも上がるときもまったく同じスピードで行うということです。

早く下りすぎて、下のポジションで待ったり、

早く上がりすぎて、上のポジションで待つことのないように、

筋肉をゆっくり動かすことがとても大切です。

このように動かすことでジャンプに必要な膝の強度が養われます。

 
ドゥミ・プリエで得た、脚の弾力性・柔軟性・膝の強度で軽やかなジャンプが出来るようになるでしょう。

ドゥミ・プリエに支えられてこそのバレエの真髄・ジャンプを思う存分楽しんでください。

参考図書:『ロシアバレエレッスン① 初級編 第1学年』エマ・A・ブリャーニチコワ 著 音楽之友社

 
 
 
 

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