「ロシアバレエe予備校」は、ロシアバレエ教授法の課題を
1年から3年まで、課題別に学ぶeラーニングです。
教師コースには、実践的なコンビネーションの組み方を学ぶ講義があります。
月に1回のペースで受講生のみなさんにコンビネーションを組んでいただき、ロシアバレエ教授法に基づいてダメ出しを受けていただく、というものです。
先月のクラスはとても素晴らしい内容となりました。
なぜかというと、
開講当時から参加している教師のみなさんの実力が、アップしてきたのが見て取れる内容だったからです。
まさしく、羽ばたいていく瞬間を目撃したかのような感覚がありました。
講義の内容は次のようなものです。
コンビネーションを組んだものを動画でアップしていただき、更にステップの詳述も提出していただきます。
流れは下記の通りです。
まず教師Aの詳述のファイルを教師B、C、D…が見ます。
詳述通りに動けるかどうかを確認します。
最後に教師Aのデモンストレーション動画を見て動きと詳述に差異がないかどうかの確認を参加者全員で行います。
これは鍛えられます。
他人の目が入るので、真剣に取り組む必要があります。
最後の最後に、私のチェックが入り、改善点などを述べていきます。
この一連の流れを淡々と繰り返してきましたが、
先月、参加した教師のみなさんのコンビネーションが素晴らしかった。
バレエ教授法の知識だけ持っていてもそれは宝の持ち腐れです。
実技でその実力を発揮してこそのバレエ教授法。
教師が頭で理解した教授法を、コンビネーションを通して生徒に理解させる。
この一連の流れがないと無意味です。
- ターンアウトの行い方
- ピルエットのコツ
- 正しい筋肉の知識、などなど
これらに興味を持つ人は多いですが、まったく別物です。
筋肉には詳しくてもコンビネーションの組み方は何も知らない教師(それをバレエ教師と呼んでいいのか?)と、
生徒さんを上達へ導くコンビネーションの組み方を習得しているバレエ教師。
どちらがバレエ教師として生徒さんを上達させられるのか?
教師のみなさんの、地道な努力が結ばれた瞬間に立ち会うことができて
本当に嬉しいです。
やはりバレエ教授法の学びは素晴らしい。
今後も志を共にする教師の皆さんと一緒に高まっていくべく、日々精進です。
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