
私はロシアバレエ教授法をスラーヴァ先生から学びました。
スラーヴァ先生が仰った言葉でとても印象に残っているものがあります。
「昔はロシアバレエ教授法は門外不出でした。今は皆さん自由に学ぶことができます」
門外不出であった教授法を学ぶことができる時代に感謝せずにはいられません。
このような時代になったにも関わらず、日本のバレエ教師の学びが深まったかどうかということは、疑問の残るところです。
なぜそう感じるかというと、
バレエ教師以外の方たちによるバレエに関する情報発信が増えていると感じるからです。
- 正しいターンアウトの仕方
- 正しいピルエットの行い方
- 正しい立ち方
- etc.
上記の言葉で検索エンジンにかけてみてください。
バレエ教師ではない方たちの情報発信がいかに多いかご理解いただけると思います。
バレエ教師の立場から申し上げると
「不甲斐ない」
です。
まだまだバレエ教授法の情報発信が足りていない。
バレエ教師が正しいバレエのことを語らないから、専門外の方が発信する事態になっています。(泣)
こんな事態を招いた原因の一つは、バレエ教師がそもそもバレエを知らないからではないでしょうか?
バレエと言っても作品のことではなくて、教授法のことです。
たとえば、中学校、高校などで、大学で教職課程を修めていない方が先生になっていたらどうでょう?
「私、数学が好きなので先生やってます。教職課程に通ったことはないけど。」
みたいな。
バレエだとそれが普通です。
要するに素人なので語れない、ということではないでしょうか?
それを尻目に、バレエ教師ではない方たちが独自の解釈で「正しいバレエ」を情報発信している。
もう目も当てられません。
バレエが弄ばれているようにしか見えませんね。
さて、愚痴はこの辺にして(笑)
今回のバスターズサロンは
『本当に基本姿勢できていますか?(内観)』というテーマでお送りします。
- S字カーブを保って引き上げる
- 上体は斜め上に持っていく
- つま先に重心を乗せる
などなど、聞いたことのあるフレーズだと思いますが、これらの指導はロシアバレエ教授法では正しいのか正しくないのか。。。
バスターズサロンをご覧いただければ解決します。
お楽しみに!!!
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