fbpx

「プロを目指している」という生徒に共通するある考え

「プロを目指している」と言う生徒と話をすると、
 
ある共通の考えを持っていることに、気づきます。
 
それは、
 

バレエを一生懸命を習っていれば、いつかプロになれる…。
 
というもの。
 
「なれたらいいな…」というのも含みます。
 
はたして、その「いつか」は、いつ来るのでしょうか?
 
 
結論を先に言うと、通常その「いつか」は、来ることはありません。
 
「いつか」を誰かか何かに委ねているので、来なければそれまでです。
 
受け身なんですね。
 
したがって、こう思っている生徒のほとんどは、プロになれずに終わります。
 
実際にプロになる生徒は、
 
「いつか」を自分で設定します。
 
そしてその日に向かって
 
・いま何が必要か
・いま何ができるか
 
を考え、行動するのです。
 
これは目標を設定し、自分の行動を管理して、はじめて可能となります。
 
つまり、自分の行動をマネージメントする、ということです。
 
受け身だったらできないことですね。
 
レッスン以外でも、バレエの上達のためにできることは、沢山あります。
 
自宅での筋トレ・ストレッチ・読書(参考図書)・鑑賞(参考動画)など。
 
栄養バランスのとれた食事摂取や質の良い睡眠、学校の勉強、
 
これらを自分で考えて、効果的に行う必要があります。
 
 
あなたがバレエ教師で、教え子をプロにさせたいのなら、受け身でレッスンさせるのではなく、
 
如何に自分自身をマネージメントできるようにするかという
 
一歩踏み込んだところまで指導する必要があります。
 
家庭での生活にまで話が及ぶこともあるでしょう。
 
親御さんに対し理解や協力を求めることもあるでしょう。
 
 
あなたが親御さんで、子どもをプロにさせたいのなら、プロへの道がスムーズに運ぶように、
 
マネージメントの手助けをしてあげなくてはなりません。
 
 
バレエとは人生そのものです。
 
子どものバレエ人生をより良い方向に導くために、マネージメント力を付けさせてください。
 
プロという次なるステージを目指して、行動をマネージメントしながら、着実に確実に登り続けなくてはいけません。
 
 
マネージメントがわからない、という方もいるかと思います。
 
その場合、
 
「行動させるシステム」
 
と考えれば、しっくり来るかも知れません。
 
 
たとえば、
 
学校で宿題が出ますが、これは「勉強させるシステム」の一部です。
 
バレエ教室も「ステップを習得させるシステム」の一部です。
 
メインはレッスンですが、バレエ教室で宿題を出しても良いでしょうし、
 
睡眠時間を管理しても、良いと思います。
 
いろいろな方法が、あるかと思います。
 
子どもにとって良いシステムを、少しずつでも実践してみてください。
 
最初から完璧を求めていたら、いつまで経っても始められません。
 
システムの利点のひとつは、改善できるということです。
 
スマホのOSが、バージョンアップを繰り返すのと同じです。
 
不完全なことは知りつつも、まずは始めて、
 
改良したり、修正したりして、より良いものに近づけて行ってください。
 
 
 
 

●SNSでもご購読できます。

コメントを残すにはログインしてください。

*

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください