私のいない、私のバレエレッスンで触れた自作のカリキュラムのメリット。
子どもの生徒達には、振替制度が功を奏し、欠席率が下がり、全体として上達が進むようになりました。
今回は、子ども生徒のメリット編です。
「バレエカリキュラム5つのメリット」
1.担当教師のメリット
2.子ども生徒のメリット
3.大人生徒のメリット
4.作った本人のメリット
5.代講時のメリット
今回は2番目「子ども生徒のメリット」について、少し詳しくお話しします。
当スタジオの子どもクラスは4つ。
年少〜年長のプレベレエクラス
小1〜小2の予科1クラス
小3〜小4の予科Ⅱクラス
小5〜小6の初級クラス(現在はDFバレエ留学専門学校と合同クラスのため、カリキュラムは専門学校用のを使用中)
この4クラスでのカリキュラムの効果は…。
1.どの曜日でも同じレッスン内容なので、違和感なく振替レッスンが受けられる
2.振替の時に、既存生徒の輪に入りやすい
3.違う先生でも同じ言葉がけをするので、理解しやすい
4.生徒の実力の少し上を狙って指導するのでチャレンジ精神が湧きやすい
です。
1.どの曜日でも同じレッスン内容なので、違和感なく振替レッスンが受けられる
当スタジオでは、生徒が所属している曜日とは別の曜日に振替が出来る制度を採用しています。
曜日によっては担当教師が違います。
担当教師が違うと、一般的にレッスン内容が変わりますが、
カリキュラムを使うことで、統一化されます。
生徒たちは、いつもと同内容のレッスンに、緊張することなく
違和感なく振替ができるようになりました。
2.振替の時に、既存生徒の輪に入りやすい
年少や年中さんは、新しい環境に慣れないものです。
周りの生徒の顔ぶれが違うことで、相当緊張してしまいます。
その上、担当の先生も違う。
そこに、レッスン内容も違っていたら?
これは相当大変です。
自分が通っている曜日と同じことをやるというだけで、
子どもは安心できるようです。
振替の緊張を少しでも和らげてくれるのが、
カリキュラムだったのです。
その結果、既存生徒の輪にもすんなり入っていけるようになりました。
これで欠席率も下がり、全体としての上達が進むようになりました。
3.違う先生でも同じ言葉がけをするので、理解しやすい
カリキュラムには、どのような言葉がけをするかということも含まれています。
年齢に合った言葉を選んで使っています。
ステップに合わせて指示出しの言葉も書かれています。
カリキュラムがないと、同じステップでも教師によって違うこと、真逆のことを指導することがありますが、そういう混乱は起こりません。
言葉がけには、コーチングの要素も取り入れて、
子どもの個性を損なわないように配慮しています。
その効果もあって、生徒たちは無理なくレッスンに参加できています。
4.生徒の実力の少し上を狙って指導するのでチャレンジ精神が湧きやすい
カリキュラムでは、子どもの発達段階に合わせて
少しチャレンジできるようなステップで構成しました。
子どもたちは、自分の実力より少し背伸びしたステップに挑戦します。
その少し難しいという感じが、子どものやる気に火を点けます。
週を追うごとに、ステップの完成度を高めることを先生が要求しますので、それにもチャレンジです。
これらちょっとしたつまづきの原因をカリキュラムを導入することでなくしたことで、最近はとてもよい感じでレッスンが進んでいます。
3.大人生徒のメリット
については、次回解説させていただきます。