
「バレエの基本ルール」でもお伝えしましたが、脚をターンアウトさせることは、3つのルールの中の一つです。
ターンアウトなしにバレエは踊れない、ということですね。
それほど重要なターンアウト、どうすれば手に入るでしょうか?
ターンアウトを手に入れるためのコツをご紹介します。
その前に…、
人類の進化の過程を見てみましょう。
人類は、4本の脚で歩いていた時期があります。
犬を見ても、馬を見てもそうですが、前脚と後ろ脚がほぼ同じ形、同じ動きをします。
この同じ動きと言うのがミソです。
人間の場合、脚と腕に分かれています (サルも)。
4本の脚で歩く動物の後ろ脚にあたる脚をターンアウトさせるには、前脚をターンアウトさせると良いのをご存じでしょうか?
脚と腕、同じことをすれば良いと言うことですね。
まずはやってみましょう。
両腕を下に下げ、腕を思いっきり外向きにしてください (この時肩が後ろを向くようにすることが大切)。
その状態で脚をターンアウトさせてみてください。
どうでしょうか? 開くようになりますね。
と言うことは、
猫背や、内肩の場合は、脚がターンアウトしにくいと言うことになります。
レッスンの時は脚だけでなく、腕にも注意してみてください。
肩が前を向かないように肩甲骨を後ろに引っ張る事が大事になります。
そうすれば、腕がターンアウトします。
ぜひ、腕の開きに注目してレッスンしてみてください。
ターンアウトのし易さを実感できると思います。
脚をターンアウトさせるのは、脚の自由度を得るためです。
脚の動きの自由度が増すと、バレエが踊りやすくなりますよ。