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コンフォートテンポ

オーケストラ

レッスン中に「次はアダージョです」と、教師は言います。

プリエ、タンデュ、ロン・ドゥ・ジャンブなどは動きの名前なのに、アダージョになるといきなりテンポのことになります。

不思議ですね。


バレエで使われる代表的なテンポについて、用語と意味は次の通りです。

・アダージョ:緩やかに。静かに遅く。
・アダージェット:アダージョよりやや速く。
・アンダンテ:歩くような速さで。
・モデラート:中位の速さで。
・アレグレット:やや快速に。
・アレグロ・モデラート:ほどよく快速に。
・アレグロ:快速に。

ここで重要なのは、アダージョとアレグロでしょうか。

アダージョは緩やかに、静かに遅く。ゆっくり動くステップのことを指します。

デヴェロッペやフォンデュなどが代表的な動きです。

バレエでアレグロというと、ジャンプを意味しますが、こちらも本来の意味はテンポ用語で 「快速に」。

ワガノワ・メソッドを確立したアグリッピナ・ワガノワは 「バレエで最も大事なのはアレグロ」 と語っています。

アダージョから徐々に速度を速めて、最終的にはアレグロで踊りを完成させるということですね。

速い速度で正確に踊れるようになれば踊りは完成されると言うことです。

生徒さんがよく陥りやすいテンポでの問題があります。

それは、

生徒さんが感じている 「心地よい速度」 から抜けきれない、ということ。

コーチングで言うところの 「コンフォートゾーン」 ですね。

「コンフォートテンポ」

とでも言いましょうか。

例えば、生徒さんにとってほどよい速度がモデラートだとしたら、それより遅いアダージョやそれより速いアレグロが苦痛 (不快) になります。

テンポに付いていけなかったり、テンポが余ってしまう方は、「心地よい速度」 と感じられるテンポの幅を広くする必要があります。

究極的には全てのテンポが 「心地よい速度」 になるような訓練が必要ということになります。

その訓練方法については、

バットマン・タンデュを制覇する!

を、参考にしていただけたらと思います。

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