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3拍子を理解する

オーケストラ

作曲家の故・芥川也寸志氏がおっしゃっていたと記憶していますが、「日本人は農耕民族なので、3拍子が苦手。農耕民族は2拍子」というお話をされていたことがありました。

実際にレッスン場で踊っている生徒さんを見ても、3拍子に手間取っている様子が見て取れます。


3拍子は騎馬民族のリズムです。

遊牧民のフォークダンスなどを見ると、3拍子が多いですね。

  
さて、3拍子と言ってもいろいろな楽曲がありますね。

分類としては、ワルツ・マズルカ・ポロネーズなど。

ここでは代表的なワルツとマズルカを取り上げてみます。

ワルツは[1]、2、3 と 1拍目にアクセントが来ます。

マズルカは1、[2]、3 か、1、2、[3] と、2拍目か3拍目にアクセントが来ます。

 
バレエの動きで言えば、アクセントのときに大きな動きやポジションをとります。

そこがメインとでも言いましょうか。

ワルツの代表的な動きのバランセは、

アクセントの1拍目が移動しながらのプリエという大きい動きですし、

マズルカではアクセントのときに脚をジュッテにしたりします。

  
このように三拍子とひと言でいっても随分と違いがあります。

しっかりと踊りわけないと様になりません。

言い換えると、三拍子をしっかり踊り分けられるようになると、一目置かれる存在になれます。

ポイントは三拍子のアクセントをうまく取る練習をすることです。

手拍子でもいいし、テーブルを叩いてもいいです。

アクセントの時に大きな音が出るようにしっかりと叩き分けてみてください。

地味な練習ですが、やればやるほど三拍子のリズムが取り易くなってくると思います。

  
●参考図書
リズムとダンスの動きの関係性を理解したい方にはこの本がおすすめです。

“Ear Training for the Body: A Dancer’s Guide to Music” Katherine Teck著、Princeton Book Co Pub
 
 
 
 

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