毎週火曜、表参道まで「ロシアの バレエ教授法」を学びに行っています。
昨日、ご一緒している先生が
「教授法を学ぶと、間違いがよくわかる」
というお話をしていました。
「この形、この行い方は間違いですって言われると、確かに!って思う。だって、絶対に正しい形が存在するんだもの」
その正しい形から外れると、「そうじゃない」と指摘されます。
そして、「正しい形はこうだ!」と突きつけられます。
これって、指導しやすいですよね!
絶対に守らなければ行けない形と行い方があって、それを基準に○☓判定ができるわけです。
○なら、それ以上の指導の必要はなし。
☓なら○になるまで指導。
とてもシンプルです。
その指導に、教師個人の感覚が入り込む余地はありません。
絶対的な存在として、教授法があるのです。
○が分かっていれば指導に問題はないけど、
分かっていなければ、教授法的には間違いを教えることになります。
セミナーなどで仕入れた個人的学びや気づきを良かれと思って指導に取り入れる。
そんなことをしていた時期が私にもありました。
今思うと、とても怖いことをしていたわけです。
教授法を受講している先生方はこうおっしゃいます。
「もっとはやく教授法に出会っていればよかった」
本当にそのとおりです。
過去に培った知識の多くが無駄であったと実感するからです。
正しいバレエを広めるためにも、もっともっと学ばなくては!