先週(2019.8.23)のバスターズ 裏サロンでの『森トーク』のテーマは、
「できない原因」を分析する
でした。
できるようになるまでの段階を追って説明していただきました。
とてもわかり易い解説で、参加者のみなさんも
「うん、うん」と頷いていたことでしょう。
今回私がご紹介するのは、大人リーナのレベルについて。
森脇さんのお話と少しかぶります(笑)
そのレベルとは、
- 教師が言っていることが理解できない+自分がしていることがわからない
- 教師が言っていることが理解できる+自分がしていることがわからない
- 教師が言っていることが理解できる+自分がしていることがわかる+直すことができない
- 教師が言っていることが理解できる+自分がしていることがわかる+直すことができる
1は超初心者
2は初心者
3は初級
4は初中級
とレベル分けができると思います(もちろんかぶる部分はあります)
2では内観ができていない状態です。
自分が何をしているかわかるようになるには、深部感覚がものを言います。
深部感覚を鍛えるようなエクササイズをすると、2から3までスピーディに移行することができます。
3から4までへの移行には、身体能力と脳が大きく関わってきます。
この3から4が特に大変です。
「可動域が狭くて行えない」は、身体的な問題。
「悪いクセのせいで行えない」は、脳の問題=間違った知識と感覚を修正すれば脳が正しい司令を出すようになります。なかなかここが難しいのですが。。。
大人リーナが上達を目指す場合、自分の問題がどの段階にあるのか知る必要があります。
本当は教師がここを理解しているのがいいのですが。。。
教師は、生徒さんがなぜできないのか?ということを段階的に理解する必要があります。
そうすれば、「できるまで反復練習!」
などという指導はしないはずです。
これでは独学と変わりません。
生徒さんの問題が深部感覚ならば、深部感覚を鍛えるトレーニングが必要です。ここはトレーナーさんに任せるべきでしょう。
間違った知識が原因ならば、正しい動かし方を説明しなくてはいけません。
「私と同じ動きをしてください」は指導ではありません。
それなら、動画を見ながらの自宅学習で十分です。
これも独学と変わりませんからね。
独学をさせておいてお月謝を頂く。
そんな、おかしなことをしていてはバレエ教師の名が廃ります。
対面で学ぶ必要性を教師自らが見出さなくてはいけません。
生徒さんができない理由は、どこなのか。
その段階に応じて、適切な指導をするのが教師の仕事。
そしてそのような教師のもとで、生徒さんには正しいクラシックバレエを学んで頂きたい。
もしそのような教師が身近にいないのであれば、自分で対策を講じなくてはいけませんね。
一応お伝えしておくと、ここで解剖学を学んでもバレエの知識は増えませんからね。
大人リーナのみなさん、頑張ってください!!!