ア・ラ・スゴンドはどこに出すべきか?
つま先と膝の方向
というのが、馴染みの動かし方だと思います。
なぜなら、解剖学的に正しいから。
身体に無理のない範囲で踊らないと怪我をするかも知れない
という考え方によるものだと思います。
ですが、それって、本当に正しいんでしょうか?
ア・ラ・スゴンドはどこに出すべきか?
つま先と膝の方向
というのが、馴染みの動かし方だと思います。
なぜなら、解剖学的に正しいから。
身体に無理のない範囲で踊らないと怪我をするかも知れない
という考え方によるものだと思います。
ですが、それって、本当に正しいんでしょうか?
今回のお話は、自分が編み出したと思っていた概念が、はるか昔に既に存在していたという話。
2014年3月27日に
All About に執筆した内容がクォーター・プリエについてでした。※
普段のレッスンでもクォーター・プリエの話をします。
そして、つい最近、このクォーター・プリエという言葉を聞くことになったのです。
チェケッティ・メソッドの先生から…。
つい最近、パ・ド・ドゥのリハーサルを見てほしいという申し出を受け、
見ることになりました。
この二人はいつも二人だけで練習をしていて、うまく行かないことがあり、行き詰まっていた様子です。
結果を先にお伝えすると、お二人とも感動して帰られました。
動脚をきれいなà la seconde(ア・ラ・スゴンド)に出したい!
それも90°へ!
バレエを習っている方なら誰しも思うことではないでしょうか?
ところで、そもそも正しいà la secondeをご存知でしょうか?
前回の投稿でオーロラ姫の chaînés(シェネ)について考察しました。※
3幕結婚式でのヴァリエーションは、chaînés(シェネ)の入り方で位が表現されるというお話でした。
今回は1幕の chaînés(シェネ)について。
前回の投稿でジゼルの chaînés(シェネ)について考察しました。※
今回はオーロラです。
『眠り姫』としても知られるオーロラは、果たして姫と言えるのか?
一般的には「オーロラ姫」と呼ばれている訳ですから質問するまでもない話、と思いきや。
バレエ教授法の観点からするとそうとも言えない、という不思議なお話です。
Tours chaînés(トゥール・シェネ)というステップをご存知でしょうか?
一般的に Chaînés(シェネ)とだけ呼ばれている回転技です。
ロシア・バレエ教授法では2011年度版カリキュラムの第4学年(2017年度版では第3学年)から学びます。
Tours chaînés には入り方が2種類あります。
この入り方は、単に動きの違いということではなく役の位の違いとも関連しています。
これを知らずに踊ると恥をかくことになります。
その2つの入り方とは、glissade en tournant と tombé。
前回のブログでデモンストレーションの動画を導入した話をさせていただきました。※ブログは下記
今回は、私のお恥ずかしいお話です。
なんと、大人リーナの生徒さんたちに指摘されてしまっております(泣)
スラーヴァ先生のロシアバレエ教授法を一緒に受講していた先生にモデルになっていただき、レッスンのデモンストレーション動画を撮影しています。
ロシア・バレエメソッド1年生から3年生までのカリキュラムに対応したものです。
各学年12レッスン(毎月内容が変わるので、年に12レッスン)分の撮影です。
合計36レッスン。
一レッスンでだいたい20種類のコンビネーションなので、計算すると720種類です!
そのすべてを撮影し、編集する(汗)
そんなことしてどうするの!?
バレエの古典作品が好きです。
くるみ割り人形、白鳥の湖、眠れる森の美女, etc.
ロシアの作品が好きで、特にマリインスキーのバージョンが好きです。
団員全員のニュアンス、音の取り方、表現がまとまっていて、不快さが一切ありません。
ロシア国内で教育を受けたアカデミックな踊りが高度な舞台芸術として完成されていると感じます。
このカンパニーを支えているのは、アカデミックな教育です。
みなさんは、団員達が日々受けるカンパニーレッスンとバレエ学校で受けるアカデミーレッスンでは
踊りの捉え方がまるで違うことをご存知でしょうか?