ルルヴェの動きを行う時、あなたはどこに注目しているでしょうか?
まずは、ルルヴェの意味から。
意味、ご存知ですか?
ルルヴェの動きを行う時、あなたはどこに注目しているでしょうか?
まずは、ルルヴェの意味から。
意味、ご存知ですか?
「両肩は緊張させないように開いて下げます。」
(『クラシック・バレエの基礎』 N・バザーロワ/V・メイ 著 かるさびな出版 1992年 9p より引用)
バレエの教科書には脚を180度開くように、と書かれています。
舞台を見てもバレリーナたちは180度開いています。
プロバレリーナたちの1番での可動域はどのくらいでしょうか?
プロじゃなくても、厳しいオーディションを経て有名バレエ学校に入学した生徒たちの可動域はどのくらいでしょうか?
「バレエの基本ルール」でもお伝えしましたが、脚をターンアウトさせることは、3つのルールの中の一つです。
ターンアウトなしにバレエは踊れない、ということですね。
それほど重要なターンアウト、どうすれば手に入るでしょうか?
ターンアウトを手に入れるためのコツをご紹介します。
その前に…、
続きを読む
ワガノワ・バレエ・アカデミー教師全課程資格を保有している先生に、
「日本では、ターンアウトのためにお尻を締めなさい、という指導が行われている事があります。先生はどうお考えですか?」
と聞いたことがあります。
答えは、
「ターンアウトのために、故意にお尻は締めません」
です。
そして、ターンアウトをどのように行えばよいのか教えていただきました。
ターンアウトについて、ワガノワ・メソッドの書籍では下記のように記されています。
「脚の付け根からつま先までを体の外側に向けて開くことの出来る能力です。生まれつき外に開きやすい関節である場合と、地道なレッスンを続けて出来る様になる場合があります。脚を外に開くことで、体を支えている足元の面積が広がり、動きの幅が広がります。これは同時に、テクニックの向上にもつながります。」
(『ロシアバレエレッスン① 初級編 第1学年』エマ・A・ブリャーニチコワ 著 音楽之友社 18pより引用)
ワガノワ・メソッドの教科書でさえ、条件を満たしていない生徒にとっては、ターンアウトを習得するには地道な努力が必要不可欠としています。
ターンアウトは、大変なことなんです。
そもそも、ターンアウトはなぜバレエに必要なのでしょうか?
「基本」と聞くと…、
土台とか、おおもととか、基礎とか、
最初にとりかからないといけないこと、というイメージがあります。