ロシアの国立バレエ学校では、ダンサーに何を教えようとしているのでしょうか?
コールドには一糸乱れぬ踊り?
ソリストには華麗なテクニック?
この写真が見事にその答えを写しています。
ロシアの国立バレエ学校では、ダンサーに何を教えようとしているのでしょうか?
コールドには一糸乱れぬ踊り?
ソリストには華麗なテクニック?
この写真が見事にその答えを写しています。
「ポドフヴァート」
このバレエ用語、聞いたことがあるでしょうか?
「すくい上げる手の動き」という意味です。
これは、準備のポジションを通らずに、手を軽く下に下ろしてすぐにすくい上げてくるようにします。ただ第1ポジションに丸めていくのではなく、丁寧に素早くすくうように上げることが大切です。
(『ロシアバレエレッスン①初級編 第1学年』 エマ・A・ブリャーニチコワ著 音楽之友社発行 49pより引用)※
ロシア語では、「ポドフヴァート」。
あなたのレッスンではどう呼んでいるでしょうか?
音楽大学のバレエコースを受講している学生さんが
縁あって私のレッスンを受講してくださっています。
私が伝える「バレエの法則」、初耳だそうです。
バレエを教える大学で聞いてないの…?
ワガノワ・バレエ・アカデミーの教師は、
「象さえもバレリーナに育てることが出来る」
と、言います。
もちろん冗談で言っているのですが、
真意はどこにあるのでしょうか?
ワガノワ・バレエ・アカデミーの1年生が
1年間で学ぶことになっている重要な課題は一体何でしょう?
この課題がわかれば、大人でもどのようにバレエを習えばよいか
わかると思うのです。
あと数ヶ月もすれば夏休みがやってきます。
様々な講習会が開かれる夏休みは、バレエ教師にとっても生徒にとっても、学びの季節です。
世界で活躍する日本人バレリーナ、バレリーノが多くいます。
彼らの踊りを見るたびに、日本人のバレエが世界で認められていることを誇らしく思います。
ですが、
そう喜んでばかりもいられないのです。
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ワガノワ・バレエ・アカデミーを卒業後、
同校教師全課程の資格を取得したあるロシア人の先生から伺いました。
「バレエ教師は、
動きの法則
を常に考えないといけない。」
「バレエの
動きの法則
を知ると、
それ以外の動きが
いかに動きにくいか。」
それなのに、
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