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【バレエのステップQ&A】

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 回答者 大人バレエ教師 石島みどり
 
 
No.7 パ・ドゥ・ブーレからつなぐパ・ドゥ・シャ・ジュテの仕方(@LINE)
 
Q:パドブレとパディシャ
 
A:「パドブレとパディシャ」という質問から想像するのは、「パ・ドゥ・ブーレからつなぐパ・ドゥ・シャ・ジュテ(グラン・ジュテ・デヴェロッペ・アン・アヴァン)の仕方」です。(読者のみなさんにお願いします。質問はわかりやすく明確にしてください。どの動きについての質問か分かるように…)
「パ・ドゥ・ブーレ、グリッサード、グラン・ジュテ」はグラン・アレグロの定番とも言える動きです。パ・ドゥ・ブーレはグリッサードに向かうためのプレパラシオン、グリッサードはグラン・ジュテに向かうためのプレパラシオンです。バレエの動きでは、常にパ(ステップ)の手前がプレパラシオンなので、一時も休まずに動きを追い続ける必要があります。
パ・ドゥ・ブーレは移動の動き、ここでのグリッサードはグラン・ジュテに向かうための移動とジャンプを行い、グラン・ジュテで一番大きなジャンプを行います。グラン・ジュテの手前のグリッサードでは勢いをつけて移動を沢山行います。またこのときに両脚をスプリッツします。グラン・ジュテは移動よりも上に跳ぶことを心がけます。手前のグリッサードで充分に移動しているので、その余力で移動しようとしなくても移動してしまいます。ですから、グラン・ジュテでは上に跳ぶことをだけを心がけるようにします。
パ・ドゥ・ブーレは、グリッサードは、グラン・ジュテは。小→中→大と動きが発展するように行いましょう。
 
 
No.6 アラベスクを高く上げる(@LINE)
 
Q::アラベスクはどうしたら上がりますか??
 
A:アラベスクで脚を上げるときは、腰のさばき方に気をつけます。動脚側・軸脚側の腰が同じ方を向いていると、腰を前傾させないと脚は上がりません。ですが、この上げ方だと、上半身の強さを維持することが出来ません。ですので、動脚側の腰を後ろに譲るということをします。
行い方はこうです。脚を後ろに出す時、軸の付け根をぎりぎりまで立たせておき、これ以上立たせておくのが無理というところになったら、胸を張って、動脚側の腰を少しだけ後ろに譲ります。このとき、軸脚側の腰は譲らずにしっかりとアン・ドゥオールを維持します。この行い方によって、腰が強く保たれ、アラベスクの飛翔するイメージを保つことができます。決して動脚側の腰を前傾させないように気をつけましょう。このように腰を動脚側に譲ると、動脚は高く上がります。また、動脚を上半身に対してクロスしないようにしましょう。どんなことがあっても動脚側の肩の延長線上に脚を置いてください。
試してみてください。
 
 
No.5 グランパディシャの開脚(@LINE)
 
Q:グランパディシャってどうやったら180度以上開きますか?
 
A:正確なパの名称は、「パ・ドゥ・シャ・ジュテ(グラン・ジュテ・デヴェロッペ・アン・アヴァン)」と言いますね。 まず、空中で180度開くためには、床上で180度以上開いている必要があります。空中では床上での可動域の8割程度しか開かないということを理解しましょう。 右脚前で跳ぶ場合、右脚を後ろのルティレに上げながら、左脚で踏み切って、そこから勢い良く空中で前後開脚をします。右脚(前)はグラン・バットマン・デヴェロッペ・ジュテ、左脚(後ろ)はグラン・バットマン・ジュテを行っています。両脚ともにグラン・バットマンです。グラン・バットマン・ジュテでの法則の一つに、「上げるのは速く・下ろすのはゆっくり」があります。この動かし方をバーで丁寧に行うようにしましょう。この動かし方をマスターしたら次に「上げたところから更に一瞬上に上げるようにして下ろす」を行います。この「一瞬」が空中で両脚を同時に開脚しきるタイミングです。 動きの構成要素を一つ一つ分けて行うようにすれば、どこに問題があるか、理解できるようになります。 試してみてください。
 
 
No.4 ブリゼの克服(@LINE)
 
Q:ブリゼを克服したいです。
 
A:左脚前の5番から右脚を投げ出すブリゼでは、右脚を舞台の方向の2と3の間に出す必要があります。通常2の方向に脚を出そうとしますが、これだと脚が引っかかる感じがしてうまく打てません。投げ出す脚を上体に対して少し横に開いた前に出すと2と3の間に脚がでます。これを注意するだけでも大分上手にブリゼが出来るようになります。詳しくは、『ワガノワのバレエレッスン』アグリッピナ・ワガノワ著 新書館発行 173pをご参照ください。
 
 
No.3 トゥシューズでのフェッテ(@LINE)
 
Q:トゥシューズでフェッテが出来ない場合どうしたらいいですか?
 
A:バレエシューズでのフェッテの完成度と片足でのトゥへのルルヴェの完成度を観察する必要があります。この2つが相まってトゥのフェッテの完成度になります。バレエシューズでフェッテがどの程度完成されているのか見てみないとなんとも答えにくのですが、想像するに、トゥで立ち上がるタイミングがずれていると思われます。脚の開き、トゥに乗るタイミング、そして忘れてはならないのは、腕を開くタイミングも重要です。これらの要素を一つ一つ確認してみましょう。どこかしらに不十分な動きがあるはずです。
 
 
No.2 アントルシャカトル(@LINE)
 
Q:難しいです 足がペロペロしちゃいます
 
A:アントルシャ・カトルはなるべく低い跳躍で行い、速く脚を交差させます。5番ポジションから両脚を横に少し開いて行います。脚を充分にアン・ドゥオールしていないと、横に開けずに、前後に開くことになります。これだと上手に行なえません。まずはアン・ドゥオールをしっかり行うことです。また足がペロペロしちゃうのは、足裏の感覚が充分でないからです。足裏を使って跳躍するのに適している、プティ・シャンジュマンの練習を充分に行ってください。
 
 
No.1 パ・ドゥ・ブーレの腕(@DFスタジオ)
 
Q:アッサンブレ・アン・トゥールナン(腕第3ポジション=アン・オー)からのパ・ドゥ・ブーレは、腕はどのようにして入るのでしょうか?一度ア・ラ・スゴンド通して準備(=アン・バ)に戻してからですか?
 
A:ロシア派での腕の使い方の特徴は、「最短距離で動かす」です。ですので、ア・ラ・スゴンドから準備には下ろさずに、第3ポジションからすぐにパ・ドゥ・ブーレの方向に腕を持って行きます。