Google Gemini でアレグロ(allegro)について聞いてみました。
音楽用語、そしてバレエにおけるアレグロ(allegro)について以下のような答えが返ってきました。
●音楽用語としてのアレグロ(allegro)
音楽用語としての**アレグロ(allegro)**は、イタリア語で「陽気に」「快活に」という意味を持ち、音楽の速さ(テンポ)を指定する代表的な用語です。
一般的な音楽理論における定義は以下の通りです。
1. 速度の目安
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速いテンポ: メトロノームの数値では、一般的に 120〜156 BPM(1分間に120〜156拍)程度を指します。
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位置づけ: 「モデラート(中庸な速さ)」よりも速く、「プレスト(急速に)」よりは少し遅い、活気のある速さです。
2. 本来のニュアンス
単に「スピードが速い」だけでなく、言葉の語源である 「陽気さ」「快活さ」「明るさ」 という表情が含まれます。そのため、悲しい曲調であってもアレグロが指定されている場合は、引きずるような重さではなく、ある種の高揚感や動きの軽やかさが求められます。
●バレエ用語としてのアレグロ(allegro)
バレエにおける アレグロ (Allegro) には以下のような意味と役割があります。
1. 舞踊の基礎としての意味
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舞踊の土台: 舞踊全体がアレグロを基礎としており、舞踊術のすべての複雑性と将来の完成への保証が詰め込まれているとされています。
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真の学びの始まり: アレグロを導入する以前の学習はあくまで準備であり、アレグロに至ってはじめて「舞踊を学びはじめる」ことになると述べられています。
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技術の証明: アダージョが男性のサポートや劇的要素に依存する側面があるのに対し、ソロや群舞、ワルツ、コーダなどの多くはアレグロを基礎としており、ダンサー個人の技能が明確に現れます。
2. 教育・訓練上の役割
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芸術性への昇華: 子供の衝動的な踊りや跳躍を、技能、様式、芸術性にまで高めるための「一定のフォーム」は、アレグロの習得を通じて与えられます。
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身体のコントロール: 特に「アッサンブレ」などのパを通じて、筋肉の放漫さを除去し、すべての筋肉を正しく活動させる基礎を築きます。
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段階的な発展:
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初歩: 両脚で跳ぶタン・ルヴェやシャンジュマン、エシャペから始まります。
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中級: 片脚での跳躍(シソンヌ・ウーヴェルトなど)へ進みます。
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上級: ソー・ド・バスクや、仕上げとしてのカブリオルなど、空中で静止するような困難な跳躍に挑みます。
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完成形: すべての複雑なパを「アン・トゥールナン(回転)」とともに行い、強い筋肉にさらに高い負荷を与えます。
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Gemini、すごくないですか?
ちなみに、バレエ用語としてのアレグロに関してはワガノワ先生の著書に基づいて解説してもらっています。
では続いてアグリッピナ・ワガノワ先生が解説したアレグロ(allegro)
アレグロについては、その特別な意義を強調したいと思う。アレグロには、舞踊術、そのすべての複雑性、そして将来の完成への保証が詰め込まれている。舞踊全体が、アレグロを基礎としているのである。
思うに、アダージョは、舞踊術の特質を充分に表すものではない。アダージョでは、男性舞踊手のサポート、場面の状況の劇的要素や叙情性等々が、女性舞踊手を助け補うからである。今日では、実際、アダージョには多くの絶妙な動きがとり入れられているが、しかしそれらはすべて、かなり男性舞踊手の技能に依存している。だが、ヴァリエーションによって感銘を与えることは別問題である。そこでこそ、舞踊教育が物を言うのである。しかしヴァリエーションだけでなく、ソロでも群舞でも、大多数の踊りは、アレグロを基礎としている。すべてのワルツ、すべてのコーダ——それはアレグロである。
アレグロを導入する以前の学習は、舞踊のための準備である。アレグロに至ってはじめて、私たちは舞踊を学びはじめるのであり、ここでクラシック舞踊のすべてのこう(※「構造」等の意と思われる)も明らかになるのである。
喜びの衝動にかられて、子どもたちは踊り跳ねる。しかし彼らの踊りや跳躍——それはまだ、歓喜の本能的なあらわれにすぎない。それを技能、様式、芸術性にまで高めるためには、一定のフォームを与えなければならない。アレグロの習得の際に、このフォームが与えられ始めるのである。
~『ワガノワのバレエ・レッスン』アグリッピナ・ワガノワ著 新書館発行 29pより
ワガノワ先生はアレグロの学び順についても同書で記されています。
- 第1、第2および第5ポジションのタン・ルヴェ(Temps levé)
- シャンジュマン・ド・ピエ(Changement de pieds)
- エシャペ(Échappé)
- アッサンブレ(Assemblé)
- グリッサード(Glissade)
- ジュテ(Jeté)
- パ・ド・バスク(Pas de basque)
- シソンヌ・ウーヴェルト(Sissonne ouverte)
1,2,3は両手バーから始めてセンターへ移行し、
4は構造上困難な動きなので丁寧に教え、
6ができるようになれば一般的に片脚での跳躍(跳躍のあとで片脚をシュル・ル・ク・ド・ピエ〔Sur le cou-de-pied〕〈足首の上〉に置くか、あるいは開く)動きに取り掛かる。
※8のあとも解説が続いていますが、ここでは省いています。
と解説されています。
アレグロ、奥が深いです。
難易度を上げていくには、この跳躍に回転技を合わせていきます。
その手順も決められています。
ロシアメソッド、非常に体系的なメソッドなんです。
学年別、学び順、難易度などが明確です。
私がオンラインで指導している初級(1~3学年)の課題も明確です。
なにをどう指導すれば良いのか、本当に明確です。
AIの進歩により、学問へのアプローチの仕方に大きな変化が訪れています。
ですが、基本の基を知らずして学ぶことには危険をはらんでいることも事実でしょう。
基本を身につけているからこそ駆使できるAIと捉えたほうがいいと感じています。
まずは、バレエの基本の基を知ることから始めないといけませんね。
その手始めとしてバスターズサロンをご活用ください。
今週金曜のテーマは
【大人のアレグロ】動く前に決まる音取りの微差〜ロシアバレエの法則より

学び順と音の取り方について解説します。
2月20日(金)[毎月第三金曜日]
21:30~ 表サロン(無料)
(YouTube版は22:00まで)
22:15~ 裏サロン(有料)
お楽しみに。
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