Relevé は、持ち上げるという意味です。
通常、かかとを持ち上げることを指します。
ワガノワメソッドでの relevé の行い方は学年ごとに明確な指標があります。
ちなみに、2024年にモスクワのバレエ学校の生徒達に「Relevé」と言っても通じませんでした。
バレエ用語はどこでもフランス語かと思いきやそうでもないことがあるので、ちょっと焦りました。
まずはイラストをご覧ください。

かかとの高さで呼び方が変わります。
demi-pointe という言葉は馴染みがあると思いますが、1/4 pointe とか 3/4 pointe などは聞き慣れない呼び方だと思います。
トゥでたった full pointe の状態を 1 とし、かかとが床に付いた状態を 0 とします。
その間のかかとの高さを4分割するわけです。
ロシアでは 1/4 pointe を低い demi-pointe、3/4 pointe を高い demi-pointe などど言います。
イラストの下部では、各学年で求められるバーとセンターでのかかとの高さを表しました。
なにが何でも高く!!!とは指導しません。
でも、実態はそういう指導が一般的かもしれません。
そうなってしまう原因の一つは、留学生はかかとが高くなった後の学年に入るからではないでしょうか?
そう習ったから、そう教える。
それ以前の課題はなかったことにされる。
生徒に必要なのは、それ以前の課題なのに…
留学経験はあるけど、教授法は学んだことがない。学んだとしても部分的。
日本のバレエ教育が抱える構造的問題ですね。
少なくともロシアでは、なにが何でも高く!!!とは指導しません。
かかとが高くなる前にこなしていなくてはいけない課題があるからです。
その課題をこなしつつかかとを高くするのは問題ないのですが、そう簡単ではありません。
ここでの課題についてはバスターズサロンでお話する予定です。
かかとが高いに越したことはないけど、使えるかかとでなくてはなりません。
その知識なしにかかとだけを高くしようと思っても今後の様々な課題で挫折することになります。
ワガノワメソッドは各学年でなにをするべきか、何を習得するべきかが明確です。
かかとの高さはその中の一つに過ぎません。
そしてそれだけ出来ても意味がないのです。
今週のバスターズサロンではルルベがテーマです。
様々な視点からの解説が聞けるはずです。
ぜひお楽しみに!
7月17日(金)[毎月第三金曜日]
21:30~ 表サロン(無料)
(YouTube版は22:00まで)
22:15~ 裏サロン(有料)
視聴の詳細はこちらをご覧ください。







