
生徒のコンクールに付き添ったときのことです。
そのコンクールでは、海外バレエ学校入学のためのオーディションも開催されました。
そのオーディションに当スタジオ生が参加しました。
オーディション担当教師(超有名バレエ団元プリンシパル)から、とてもありがたいお話を直接伺うことができました。
それは、
「プロになるための3つの条件」
その3つとは、
1. 体型
2. 音感
3. 技術
のこと。
上記の3つについて、私の考えも交えつつ解説します。
1. 体型
体型のために、良質な食事の摂取・睡眠が大事だとおっしゃっていました。
特に男の子の場合は、長身であることが大事だと。
バレエ団入団オーディションでは、身長の規定があります。規定の身長に達していることが大事ですね。
2. 音感
音感は天性のものと考える方も多くいらっしゃるかと思いますが、実はトレーニングで相当改善します。
海外の国立バレエ学校では、音感を養うために、さまざまなアプローチを行っているようです。
3. 技術
とにかく正しい技術を身に付けること。
1の体型と2の音感さえあれば、技術は、良い教師につけばあとからいくらでも手にすることが出来ると。
まずは良い体型を手にするために、沢山努力しなくてはならないとおっしゃっていました。
この体型、子どもの場合本人の意思だけではとても手にすることは出来ません。
親が、子どもの体型のために深く関わる必要があるということです。
良質な食事と睡眠。
この2つを親が積極的に子どもに与えるべきということになります。
ようするに、子どもをプロのダンサーにさせられるかどうかは、
親の関わり次第、ということになるわけです。
教師は、プロに育てたい生徒に対し、家庭での取り組みにも助言をしなくてはならないということですね。
単にバレエに詳しいとか、プロとしてのキャリアが有ったというだけでは役に立たない領域です。
親御さんが教室を選ぶ際にはぜひ考慮に入れていただきたい視点です。
参考図書