バレエ団の入団オーディションの応募条件には、
「身長●●cm以上」
と、身長の規定があります。
日本では、女性で160cm前後になっているものを目にします。
海外での身長規定は、日本よりも高いようです。
子どもの身長が伸びずに将来を案ずる親御さんにとっては、
身長が足りずに夢をあきらめなければいけない現実は、受け入れ難いことだと思います。
身長を伸ばすために出来ることは…、
早く寝かせること。
遺伝や、食事摂取などいろいろ考える部分はありますが、
就寝時刻がとても大事で、これをコントロールすることをお勧めします。
就寝時刻は、
・小学生なら8時台。
・中学生なら9時台。
身長を伸ばすには、成長ホルモンが大きく関わっています。
就寝時刻によって、成長ホルモンの分泌量が変わりますので、上記の時刻に就寝するのが理想的です。
連日レッスンに忙しくて就寝時刻が遅くなる生活習慣が、身長を伸ばすうえでマイナスだと言うことを、子ども自身も、まわりの大人も自覚する必要があります。
レッスン後、夜遅くまで自習を強制する教室がありますが、身長を伸ばす観点から、これは絶対にお勧めできません。
毎日、寝る間を惜しんで練習しても、背が低いと夢をかなえる事が出来ないのです。
これこそ、本末転倒…。
そして、ここが大事なのですが、最近の海外バレエ団では高身長化が進んでいます。
女性では、170cmを超えるダンサーが多くなってきました。
背が低いダンサーは、実力以前にオーディションのチャンスさえ得られない日が来るかもしれません。
今後、オーディションでの身長規定がさらに上がってくる可能性もあります。
おとなり韓国のユニバーサル・バレエ団のダンサーの高身長化も進んでいるようです。
バレエ団記事 【バレリーナも長身が全盛の時代】 をぜひご覧ください。
テクニックだけでなく、身長を伸ばすことを指導することも、教師の大事な仕事です。
ぜひ、身長について深く考えて欲しいと思います。
バレエを習わせている親御さんにも理解していただきたいところです。
参考図書
『小児科専門医が教える食事と生活習慣 [新版]子どもの身長を伸ばすためにできること』額田 成 (著)、PHP研究所
※ 足元の骨の長さが足りないとあまり知られていない理由で踊りにくくなります。そんなときはこれ↓が助けになります。