クラシック・バレエにおける基本原則は3つ
『ロシアバレエレッスン①初級編 第1学年』 エマ・A・プリャーニチコワ著 音楽之友社発行の
18p~21pに、その3つについて解説されています。
その3つとは、
- 脚を外に開く
- 体を引き伸ばす
- 柔らかなプリエをする
- 脚を外に開く
は、ターンアウトのことですね。
脚の付け根からつま先までを体の外側に向けて開くことのできる能力です。生まれつき外に開きやすい関節である場合と、地道なレッスンを続けてできるようになる場合があります。脚を外に開くことで、体を支えている足元の面積が広がり、動きの幅が広がります。これは同時に、テクニックの向上にもつながります。
外に開くための動きには、関節を取り巻く筋肉と靭帯を使って開いた能動的な動きと、ストレッチなどで外から手の力を加えて開かせた受け身のものとがあります。習い始めの最初の数年間はストレッチなどによる訓練と、脚の力と靭帯の弾力性をつけるための訓練の両方を行います。この訓練で筋肉と靭帯を徐々に鍛え、受け身の方法でしか開かない部分を能動的に開けるようにしていきます。
前著18pより
自然な開きにプラスアルファとしてストレッチなど行い、開きを広げていく
ということですね。
さぁ、このプラスアルファをどうやって得ていくのか。
ストレッチだけ?
ストレッチにも受け身のストレッチと「能動的なストレッチ」があります。
いわゆる「ストレッチ」は受け身のストレッチになりますが、「能動的なストレッチ」ってどういうものかご存知でしょうか?
もしいわゆる「ストレッチ」を継続的に行っているのに効果が得られていないようでしたら、もしかすると「能動的なストレッチ」をすることで解決するかも知れません。
あるいは、もしかするとそもそもいわゆる「ストレッチ」の行い方が不完全なのかも知れません。
YouTubeや本で紹介されているのを真似て行っている場合など、その可能性はとても高くなります。
なぜなら、見た目に違いを見分けることはほぼできないからです。
写真や映像にしてしまうとなおさらです。
いやいやいそもそもストレッチ以外にもっと様々な方法があるのでは?
いや、実際にあるんですけど書き始めるときりがない。
でも、単に種類を増やしてもあまり意味はないですね。
結局、「どれにしたらいいの?」という疑問は残ります。
その様々な疑問を少しでも解消していただけたらと思い、「ターンアウト」について今回のバスターズサロン(11/15(金) 21:30~)でお話しします。
お楽しみに!!!