
「ターンアウトはどういう時に行うでしょうか?」
「踊っているときはいつも」
正解です。
では、違う質問。
「ターンアウトをしている脚にはどのような状態がありますか?」
答えは、
「膝が曲がっている時と
膝が伸びている時の2つの状態」
そんなのわかりきっている!と思うかもしれません。
ですが、
形が違うので使う筋肉が違います。
ですが、行い方は同じ。
ターンアウトの正しい行い方
と
バレエで内転筋はどう使う?
を参照してください。
骨盤を水平にし、内転筋を前に押し出すように回せば、
脚はターンアウトします。
プリエだろうが、膝が伸びていようが同じです。
ジャンプをする前は、プリエをして膝が曲がります。
ジャンプの最中は、膝が伸びています。
このどちらの状態でもターンアウトを維持する必要があります。
ですので、プリエのターンアウトのために
カエル足のストレッチ、必要です。※
膝が伸びている状態でのターンアウトのためのストレッチ、必要です。
両者は別物です。
両方行いましょう。
動画は、股関節のエクササイズ。このくらい出来ると申し分ないですね…。
プリエの時のターンアウトが上手に出来ないと、
膝が斜め前に曲がるようになります。
斜め前に膝が行くということは、同時に上半身も前屈することになります。
これだと、前後運動と上下運動で動きが複雑になります。
この複雑さゆえ、上半身が乱れます。
そしてその乱れを抑えるように背中に負荷がかかります。
そして余分な筋肉が発達し、背中のラインが損なわれます。
ジャンプの着地も上半身が前屈するので、膝への負担が大きくなります。
そして、太ももに負担がかかるので、太ももが太くなりやすいです。
カエル足のときにターンアウトが出来ないと、
なんだか悪いことばかり起こりそうな感じです。
◎ 今日のまとめ「ターンアウトは2種類」
・ 膝が伸びたターンアウト
・ 膝が曲がったターンアウト
両方を行き来してもターンアウトが崩れないようにするのが上達への道です。
※ただし、痛みがある場合は、控えましょう。