「よくアチチュードの形を習ってる先生に直されるのですが、色々注意されすぎて、わからなくなっています。」
このような質問を頂きました。
今回はアチチュードの形についてお話します。
アチチュードは、「姿勢」「態度」という意味です。
バレエでは、
片脚で立ち、もう片方の脚の膝が曲がった状態で
空中で保たれるポーズ。
となります。
上へ上へと高く飛び立つような印象を持たせるバレエには欠かすことのできないポーズです。
アダージオでも
ピルエットでも
ジャンプでも
ありとあらゆる動きで取られるポーズなので、疎かにはできませんね。
今回は後ろに脚を出すアチチュードについてお話します。
アチチュード後ろの形は、
1. 後ろに上げた膝を強く後ろへ引く。
2. 膝の向きは横を保つ。
3. 上半身の両肩は水平を保つ。
4. 軸脚に乗り過ぎないように(座らないように)上半身を強く上に引き上げる。
5. 動脚が90度以上の時は、上半身を湾曲させる。
6. 上げた脚と反対側の肩をお互いに引き寄せる。
7. 上げた脚と同じ方の肩を前に押し出す。
8. 頭は積極的に回して動きに舞踊性を持たせる。
クロワゼとエファッセの決め方
クロワゼとエファッセでは、曲げる角度が違うので、ここにも注意が必要です。
クロワゼでは、膝は大きく曲げますが、
エファッセでは、流れるように膝の角度をゆるめます。
クロワゼでは、客席から見て、足の裏が見えるぐらいの角度にしてください。
角度がゆるいと、足裏が隠れて見えないので注意が必要です。
エファッセでは、飛翔しているような印象をあたえることが大切なので、
膝の角度はゆるめます。
くれぐれもアチチュード後ろのポーズで、
散歩中の犬の「あのポーズ」にならないように気をつけましょう!
骨盤が極端に傾かないように上半身を強く引っ張り上げましょう。
そうすれば、犬の「あのポーズ」にはなりません。
どうぞご参考になさってください。
※ アチチュードのポーズでピタリと止まれないのはこれ↓が原因かも知れません。
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