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バレエにおける感性とは?

「感性豊かなダンサー」と聞くと何を想像するでしょうか?
 
感情表現が豊か、とかでしょうか。
 
実は、バレエにおける感性は、ちょっと違います。
 
どういうことかと言いますと…、
 

まずは感性の意味について。
 
1 物事を心に深く感じ取る働き。感受性。「―が鋭い」「豊かな―」
2 外界からの刺激を受け止める感覚的能力。カント哲学では、理性・悟性から区別され、外界から触発されるものを受け止めて悟性に認識の材料を与える能力。
goo辞書より参照) 
 
感覚と知性が合わさったものだと考えることができますね。
 
感情とは別物というところを押さえておいてください。
 
 
さて、本題。
 
バレエにおける感性とは、バレエの様式美を再現できる感覚と知性のことです。
 
バレエ学校で学ぶ生徒にとって、この感性は必要不可欠。
 
教師が生徒の身体を触りながらラインの修正をする時、生徒は正された感覚を覚えなくてはいけません。
 
そして次に同じことを行う時、修正された感覚を呼び起こし再現します。
 
これがダンサーに求められる感性です。
 
何度も同じことを注意される生徒は、この感性が不足しています。
 
教師がラインを修正しても、その感覚を覚えることができない、あるいは思い出すことができないので、同じ過ちを繰り返します。
 
 
感性がないとどうなるでしょう?
 
毎日毎日同じことを注意され、上達の兆しが見えない自分にイライラするかも知れません。
 
身体条件は悪くないのに、この感性が不足しているために、目指している上達に届かないということも出てくるでしょう。
 
そこでレッスンを増やす、というのはあまりに短絡していますね。
 
感性を鍛えるトレーニングが必要だと感じます。
 
バレエにおける感性とは、「感覚を覚え、それを再現できる知性」のことです。
 
身体条件とは別に、バレエダンサーに求められる条件の一つと言えます。
 
 
 
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