
ワガノワ・バレエ・アカデミーの1年生が
1年間で学ぶことになっている重要な課題は一体何でしょう?
この課題がわかれば、大人でもどのようにバレエを習えばよいか
わかると思うのです。
重要な課題
それは
「どこを動かしてよくて、どこを動かしてはいけないか」
を把握すること。
無秩序な全身運動、ではないということ。
例えば、ポール・ドゥ・ブラ。
意味は、腕の運び。
そう、腕です。
肩ではなく。
ポール・ドゥ・ブラを行う時、肩は動かさずに腕を動かす。
腕だけを動かすために、上半身をどのように保つ必要があるのか。
ということを学びます。
気が遠くなりますね。
ワガノワ・バレエ・アカデミーの生徒は、この課題を淡々とこなしていきます。
とっても退屈で、苦しくて、逃げたくなるような日々です。
特に10歳前後の子どもたちにとっては、この課題はキツイですね。
この苦しい課題を乗り越えた先には、
美しく優雅な舞踊の世界が待っています。
それだけを頼りに、頑張るのです。
さて、大人にとっても、この課題をしっかり行うのは難しいと思います。
なので、普段の正しいレッスンと並行して、正しく動かせる身体作りをすることは大変効果的なものとなります。
ワガノワ・バレエ・アカデミーの生徒と同じ道筋をたどれば上達は保証されたようなものです。
間違っても楽しいクラスをたくさん受ける、といったような状況とは異なります。
かと言って、厳しいオーディションに合格した生徒たちの集まりであるワガノワ・バレエ・アカデミーのレッスンをそのまま受ければ良いということにもならないでしょう。
大人の生徒さんの場合、正しく体を動かすこと自体がすでに無理ということも往々にしてあります。
正しさをそのまま習得できる体と、そうは行かない体との間にギャップがあるからですね。
そんなときは、バレエのレッスンの正しさは保ちつつ、ギャップを埋める工夫を取り入れて上達を手にしてください!
そして、上達の階段を駆け登りましょう!