バレエでのお尻は、締めるのか? 閉めるのか?

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お尻をしめて!

 

バレエスタジオで一番良く耳にする言葉かもしれません。

 

日本語の「しめる」にはいくつかの漢字が存在します。

 

意味はそれぞれ違います。

 

一体どの漢字が正しいのでしょうか?

 

閉める、締める、占める。この3つが代表格。

 

閉める=開いていたものをとざす。営業をやめる。「戸を閉める」「栓(セン)を閉める」「部屋を閉め切る」「店を閉める」

 

締める=まわりをひもなどでしめつける。節約する。区切りをつける。「帯を締める」「ねじを締める」「家計を締める」「勝って兜(かぶと)の緒を締めよ」「支払いを締め切る」「魚を酢で締める」「手締め」「羽交い締め」

 

占める=場所や物などを自分のものにする。範囲がおよぶ。「駅前の一角を占める」「重要ポストを占める」「過半数を占める」「味を占める」「買い占める」

漢字ペディアより引用)

 

 

閉める締めるが、バレエで混同されているように思います。

 

一体どちらが正しいのでしょうか?

 

閉(と)じるのか、締め付けるのか。

 

 

バレエでの骨盤の正しい置き方は、とても重要です。

 

それにより、上半身と下半身の分離が生まれるからです。

 

骨盤が正しい位置にないと、上半身の動きに下半身が影響を受け、下半身の動きに上半身が影響を受けます。

 

これでは動きをコントロールすることは出来ません。

 

骨盤が正しい位置に収まるために大事なことは、その骨盤を維持する筋肉です。

 

この筋肉をどのように扱うかで、バレエ的な動きになるならないが決まります。

 

正しい骨盤は、水平に置かれた骨盤です。そして骨盤の中の大腿骨はターンアウトされます。

 

骨盤とターンアウトをどのように扱うのか。

 

  1. 左右の大腿骨を同時に外旋させます(骨盤の前部が開く、と表現できます)。
  2. 臀部の筋肉が仙骨に向かって収縮します(お尻が、開き戸を閉じるように閉まります)。


イラストをクリックすると拡大表示されます。

 

上記のように筋肉を扱い、骨盤を正しい位置に置き、大腿骨のターンアウトを行います。

 

骨盤の前の脚の付け根が押されて少し前に行く伸びを実感されたでしょうか?

 

ターンアウトのためには、この脚の前の部分の付け根の伸びは必須です。

 

前かがみでのターンアウトは、強さがないので、バレエ向きなターンアウトとは言えません。

 

ターンアウトは強くて、そして動かせなくてはいけません。

 

 

締めるは、押さえつけるイメージです。周りから押さえつける。

 

これでは動きを阻害します。

 

内部に向かって力が凝縮されるようなイメージです。

 

一方、閉めるは、大腿骨の外旋と臀部の収縮。これは押さえつける動きではないので、脚の動きを制限しにくいです。

 

と言うより、この外旋と収縮によって生まれるターンアウトで動くのがバレエです。

 

この「大腿骨の外旋と臀部の収縮」はバレエを踊る上での前提条件と言えます。

 

 

さて、最初の質問に戻りましょう。

 

閉(と)じるのか、締め付けるのか。

 

正しい漢字は、間違いなく閉じる意味の「閉める」の方です。

 

閉めるも締めるも「しめる」なので、誤解されることが多いですね。

 

しめると言わずに、「お尻を閉じて」の方が、言葉として伝わりやすいですね。

 

 

もし通われているスタジオの先生が「お尻をしめて!」と指導されているなら、

 

「このしめては閉じての意味」と思ってください。

 

お尻は締めません。閉めます。

 

 

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