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ロシア・バレエでのバー・レッスンの考え方

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フランス語だとバー・エグゼルシス

エクササイズをフランス語でエグゼルシスと言います。

英語では exercise、フランス語では exercice となります。

 

フランス語の発音は、エグゼルシス。

 

バレエでは、エグゼルシスとフランス語で呼ぶのが正しい呼び方です。

 

バーでのエグゼルシスのあれこれについてお話します。

 

ロシアバレエでのバー・エグゼルシスの考え方

  1. ドゥミ・プリエ(両足が地面についている)
  2. 床に沿って各方向に脚を出す(バットマン・タンデュ)
  3. 2を少し高くする(バットマン・タンデュ・ジュテ)
  4. 股関節を回す(つま先は床の上、ロン・ドゥ・ジャンブ・パ・ル・テール)
  5. 片脚のドゥミ・プリエ(バットマン・フォンデュ)
  6. 膝の関節を温める(ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール)
  7. 45°で股関節を回す
  8. 90°で動かす

※膝を曲げて鋭く動かすバットマン・フラッペやプティ・バットマンは、アダージオの前後で行います。

 

上記のように徐々に脚を上げる角度を上げていき、膝関節、股関節を充分に動かせるように仕向けていきます。

 

 

ロシア・バレエでのバー・エグゼルシスの順番

  1. 両脚のプリエ(上体の屈伸とルルヴェが入る場合がある)
  2. バットマン・タンデュ
  3. バットマン・タンデュ・ジュテ
  4. ロン・ドゥ・ジャンブ・パ・ル・テール(上体の屈伸、デフィレが入る)
  5. バットマン・フォンデュ
  6. ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール
  7. アダージョ(バットマン・ルルヴェ・ラン、いろいろなデヴェロッペ、上体の屈伸)
  8. バットマン・フラッペとプティ・バットマン(1つの中に別のコーディネーションが入る。例えば、フラッペは外アクセント、プティ・バットマンは中アクセントなど)
  9. グラン・バットマン・ジュテ

 

 

脚の動き

1のプリエでは、両膝が曲がり、

2のバットマン・タンデュ
3のバットマン・タンデュ・ジュテ
4のロン・ドゥ・ジャンブ・パ・ル・テール
では、動脚の足首の曲げ伸ばし、

5のバットマン・フォンデュ
では、両脚の膝がそれぞれ違う角度で曲がり、動脚の足首は伸びたまま、

6のロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール
8のバットマン・フラッペとプティ・バットマン
では、動脚の膝が曲がり、足首は伸びたままで動きます。

 

脚の関節の動きとステップの関係

脚の関節をどのように動かすかということをとても大事にしています。

 

股関節・膝関節・足関節を大きく使うプリエ。

股関節を徐々に大きく使うためのタンデュ、ジュテ、ルルヴェ・ラン、デヴェロッペ、グラン・バットマン。

膝関節を機敏に動かすバットマン・フラッペとプティ・バットマン。

膝関節を大きく使うロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レール。

 

バー・エグゼルシスで意識すべきポイント

どの関節をどのように、どの順番で温めていくかということを重視しています。

 

ここを意識しないで、バー・エグゼルシスを構成してしまうと、生徒の関節を充分に温めることが出来なくなり、強いてはそれが怪我につながることもあるのです。

 

 

バレエの上達を目指す場合、この関節を柔軟に動かす順序というものに着目してレッスンするかしないかで

 

結果が変わって来ます。

 

 

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