私の生徒さんで、セラピストにケアして頂いている方がいらっしゃいます。先日、
「“ターンアウトのために”こんな治療法されたんですよ〜」
と報告してくださいました。
それを受けて私。
「え? それは“ターンアウトのために”は、何一つ効果ないと思いますよ。それよりも、私がお勧めする“これ”をやってくださいね(^_−)−☆」
その顛末は?
- ターンアウトの正しい行い方
- プリエの正しい行い方
- 上体の正しい保ち方
これらがセラピストがバレエに言及する Howto シリーズの代表ではないでしょうか?
バレエの専門教育を受けていない方たちの Howto シリーズ。
はっきり言ってすごく迷惑です。
バレエ教授法とはかけ離れたところで語られるこの Howto ものは、
度々目にしていますが、まるで頓珍漢な視点から語られていて、
「全然違〜う!」と一人で唸っています。
さて、冒頭のお話。
まるっきりのフィクションです。
治療法に関して私はド素人です。
ですから、その治療法に対して意見を言える立場ではありませんし、そんなでしゃばったことなどする気もありません。
立場をわきまえていますので。
セラピストのみなさんに質問があります。
「バレエではこれが正しい行い方だ」
と語る前に、バレエ教授法を学びましたか?
もし、そうでないなら発言の内容は、バレエ教授法を修めた人にチェックして頂いていますか?
セラピストの方々は、ご自身のセラピーや治療、トレーニングの専門家であって、バレエに関して、特にバレエ教授法に関しては専門家ではないはずです。
セラピストの立場でバレエを語るなら、その立場を貫いてください。
仮に私が
バレエ教師が語る〇〇療法の正しい行い方
のような発言をしたら、イヤな気分になりませんか?
「このド素人が!」
とお叱りを受けること必至です。
実際、勘違い混じりの
トンデモ〇〇療法
になるはずです。
そんなこともつゆ知らず、真に受けた生徒さんが怪我をして、ホンモノの〇〇療法を受けに行く。
これがバレエでは現実に起きています。
日常茶飯事と言っても良いでしょう。
怪我をしないまでも、迷われている生徒さんが大勢いらっしゃいます。
日本にはバレエ教師に国家資格はありません。
だからこんな状況になってしまうんです。
そこへ来て熱心に学ぶ大人の生徒さんが増えて来た。
バレエの学びの環境を良くしていきたいのに、その逆を行く情報を出し続ける人がいる。
きっと多くは善意からだと思います。
でも、私にとっては情報を出す人より、そういう情報を受け取ってしまう生徒さんの方が大事です。
きっと日本のバレエ界にとってもそうだと思います。
優先順位を考えたら、やはりその手の情報を出すのは止めて頂く必要があります。
切にお願いします。







