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ソー・ド・バスクから学ぶ動きの法則

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読者の方から質問をいただきました。

「ソー・ド・バスクのときに、ルティレの脚を開き続けるためには、どんなことに気をつければよいでしょうか? また、必要なエクササイズなどもありましたら、ご教授いただけると助かります。」

ご質問ありがとうございます。

まずは、ソー・ド・バスクの行い方から…。


ソー・ド・バスクの行い方

「右脚前の第5ポジションに立ち、跳躍をせずに右脚でクペを行い、左脚の膝まで上げて同時に踏むきりのための左踵で床を強く押す(ドゥミ・プリエで)。右脚をつなぎの動きで少しだけ横に出し、すぐさま、その右脚を軸に、左脚を正確に第2ポジション90度に投げ上げて、背を向けて右へ回転しながら跳ぶ。この跳躍で回転し終わるが(膝を伸ばして)、跳躍のときにその場所に留まらないで、横へ上げた左脚の方へ進めるように、左脚で上体を移し、左脚の上へドゥミ・プリエをして下りる。それと同時に、右脚は爪先を伸ばして、動作を終えながら左脚の膝まで曲げる。右脚は、床から離れたあと、すぐさま膝を曲げたポーズになる。途中に余分な動きを入れてはいけない。正しくない踊りには、しばしばそのようなことが見られる。このパでは、両脚をしっかり外向きに開く。とくに右脚は、膝を横に出すのでなおさらである。」
(『ワガノワのバレエ・レッスン』アグリッピナ・ワガノワ著 村山久美子訳 新書館 19996年 149~150p)

文章で読むより、絵で見たほうがわかりやすいですね。

写真を参考にしてください。

上記の解説、ごく普通のソー・ド・バスクの行い方です。

上記のように正しく行うだけで、大分動きが改善されると思います。

 
メソッドによっては、ルティレではなく、ク=ドゥ=ピエで行うこともあるかと思います。

ターンアウトのためには、ルティレの位置のほうが行い易いので、ルティレで行ってください。

その理由を、今からお伝えします。

 
ソー・ド・バスクを行う上で、気をつけなくてはいけないのは、

太ももを積極的に上げる

です。

 
動きの中で一番大事な法則は、

身体の一番重い部分を積極的に動かすということです。

重心移動なら、身体の中で一番重い上半身を移動させます。

脚を空中に上げる場合は、下肢の中で一番重い太ももを上げるようにします。

重い部分を動かすと意識するだけで、動きが改善されます。

 
ソー・ド・バスクのルティレを開き続けるためには、膝がしっかり上がっている事が大切です。

そのためには、太ももに意識を持たせる必要があります。

ルティレに入れる際は、つま先からではなく太ももを上げる事で膝を上げます。

太ももを上げる事でルティレの形を作ると、膝が高く上がります。

グラン・ピルエットやグラン・アレグロを踊るためにも、膝を高く上げることは大事です。

また、ク=ドゥ=ピエよりも高い位置のルティレの方が、股関節にスペースが生まれやすいので、ターンアウトがしやすくなります。

ただ、上半身が落ちていると、股関節のスペースが上手に作れませんので、上半身の引き上げを十分に行う必要があります。

太ももを積極的に上げて、上半身を引き上げて、股関節にスペースを作り、積極的に脚を開きます。

これが、ソー・ド・バスクでターンアウトを上手に行うコツです。

 
開きやすくするためのエクササイズについてですが、エクササイズよりも正しく開くことの方が大事です。

正しく行い続けていれば、ターンアウトが強化されるはずです。

これについては、ターンアウトの正しい行い方をご参照ください。

 
今後も、皆さまからのご質問に答えていきます。ご質問のある方はコメントでお送りください。

 
 
参考図書

 
 

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