スラーヴァ先生のロシアバレエ教授法を一緒に受講していた先生にモデルになっていただき、レッスンのデモンストレーション動画を撮影しています。
ロシア・バレエメソッド1年生から3年生までのカリキュラムに対応したものです。
各学年12レッスン(毎月内容が変わるので、年に12レッスン)分の撮影です。
合計36レッスン。
一レッスンでだいたい20種類のコンビネーションなので、計算すると720種類です!
そのすべてを撮影し、編集する(汗)
そんなことしてどうするの!?
苦労した甲斐がありました。
生徒さんと私にすごい変化があったのです!
今月のレッスンは、試験的に課題動画を生徒さんに配信してみました。
大人の生徒さんが予習するために。
今週の水曜は第1週に当たるので、新しい課題です。
いつもなら毎月第1週目は私の疲労度が半端ない。
なぜなら、初めて提示するコンビネーションに生徒さんが慣れていないため、2回ほどデモンストレーションを見せる必要があるからです。
ですが、なんと!
今週はデモンストレーションは1回で済みました。
むしろ、しなくても良かったくらい。
なぜなら、生徒さんが予習してきて、振りが頭に入った状態だったからです。
私は、ほんの少しステップをなぞるくらいでした。
「あ〜、あれね、大丈夫。」
みたいな雰囲気が生徒さんから漂って来ます。
みなさん、凄すぎます。
どんな動画か見てみたいですか?
はい、ではどうぞ。
※1
※2
どうですか〜?
きれいでしょう?
このような動画が、毎月予習用に配信されます。
これは上達を助けること請け合い。
上の2つの動画は2年生の第3レッスンのタンデュとアダージオです。
シンプルですが、とても難しい動きですね。
この動画のように丁寧に動かせれば万々歳です。
生徒さんには、動きの課題が見て取れるので、私があれこれ注意しなくてもしっかり動いてくださいます。
これって、まさしく Win-Win の関係です。
生徒さんは正確な動きを予習できて、私はデモンストレーションを少なくできて。
レッスンでは、ニュアンスの使い方・音の取り方・課題などを上体の動きとともに説明するだけで済みます。
そして、この動画はオンラインの生徒さんにとっても大きな助けとなるはずです。
画面の中いっぱいで踊られるデモンストレーションは学習効果大です。
オンラインのライブで私がデモンストレーションするのとでは動きの情報量が違います。
動きの情報量が多いデモンストレーション動画は今後のバレエ学習形態を変えるものと確信しました。
なんだかとても明るい未来が待っている気分。
いや〜、それにしても忍先生、きれいだわ〜。
※1 デモンストレーター:坂口 忍(忍バレエスクール国分寺)
※2 音源:Ballet Class。オンライン配信での使用許可は制作責任者から直接得ています。
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