
今回のお話は、自分が編み出したと思っていた概念が、はるか昔に既に存在していたという話。
2014年3月27日に
All About に執筆した内容がクォーター・プリエについてでした。※
普段のレッスンでもクォーター・プリエの話をします。
そして、つい最近、このクォーター・プリエという言葉を聞くことになったのです。
チェケッティ・メソッドの先生から…。
『THE ENRICO CECCHETTI DIPLOMA』というDVDを視聴しました。※
このDVDはプロのダンサーを対象としたチェケッティ・メソッドの動きを集めたものです。
そこで、マスター・ティーチャーのダイアン・ヴァン・スクーア先生が「クォーター・プリエを通して」と仰っていたのです。
7年前にクォーター・プリエの概念を自分で編み出したと思っていましたが、
なんとなんともっともっとはるか昔にクォーター・プリエの概念が存在したいなんて!
思い上がるにも程がありますね(泣)
「柔らかくプリエに入る」
という言葉だけではどうしても理解が難しい場合があります。
もっと目に見える形としての概念が必要です。
そこで考えついたのが、クォーター・プリエという概念でした。
チェケッティ先生も、概念として使っていたんですね。
もしかしたらスクーア先生が考え出したものかも知れません。
チェケッティ・メソッドに明るくないので、どうも判断材料が乏しいです(泣)
誰が編み出したか、ということが大事ではありません。
その概念が上達に役に立つかどうか、ということが大事です。
大人バレエの生徒さんと教師にこの概念が浸透すれば、きっと怪我の発生率が減るだろうな、と思いますね。
そんなことを考えながら、チェケッティ・メソッドのシステムとロシアバレエ・メソッドのそれとの違いに思いを馳せてみる今日この頃です。
※参考資料
予習・復習・お手本動画を見ながら大人のオンラインバレエレッスン


