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危ういバレエクラスのレベル分け

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初心者が入ってきたら、その人達のためにレベルが下る。

 

いきなり難しいステップが出てきて、なんの説明もないまま、レッスンが進んでいく。

 

上記は、大人リーナさんから頂いたお話です。

 

これって、レッスンあるあるですね。

 

私がレッスンを受けていた頃は、上手な人がレッスンに来ると…

 

初級クラスがいきなり上級クラスになる、なんてことがありました。

 

謳っているレベルと違うレベルのレッスンをするバレエ教師が存在していました。

 

なぜ、このようなことが起きるのでしょう?

 

その理由は単純で、

 

教師がレベルをわかっていないから。

 

海外の国立バレエ学校に留学していたらレベルを熟知しているだろう、

 

なんて幻想です。

 

これは生徒さんから聞いた話ですが、

 

海外の国立バレエアカデミーに留学していた先生にランバルセ(renversé=逆さま、仰向け、ひっくり返るの意)を学んだときに

 

なんの説明もないまま、動きを細切れにして見せてくれてた、とのこと。

 

国立バレエ学校は通常8年コースですが、留学は6年生から受け入れるのが一般的です。

 

ランバルセは6年生から学びます。

 

そして、このランバルセの手前で学ぶべき動きは、パ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナンです。

 

パ・ドゥ・ブーレ・アン・トゥールナンの手前で学ぶ動きはパ・ドゥ・ブーレです。

 

ランバルセは、ランバルセに向かうステップの発展形として行われるべきものです。

 

動きを細切れにして繋いだところで、発展形にはなり得ません。

 

それではYouTubeの無料動画をスロー再生しているのと何ら変わらない。

 

素人がそれを真似たとしても、それらしく動いていると言うだけで、なぜその動きになるのかという本質は抜け落ちています。

 

つまり、得られるものは劣化コピーです。

 

これで、生徒さんから受講料を頂いていいのでしょうか?

 

こんな詐欺まがいバレエ教師がのさばっているのが日本のバレエ界です。

 

そうは言っても、大人からバレエを始めた生徒さんがそれを見抜くのは容易ではないと思います。

 

だから、生徒さんもこのことに疑問を持っていない可能性があります。

 

これはこれで問題。

 

でも、もし生徒さんがめちゃくちゃバレエに詳しくなったらどうでしょう?

 

その先生のデモのどこが甘いとか、間違っているとか、すべてお見通しになります。

 

フッ、フッ、フッ。

 

まだまだ、やるべきことがたくさんあります。

 


 

 

 

 

 

 

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