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大人バレエのポアントの”お許し”問題は終わる

SNSで度々話題になるポアント”お許し”問題。

 

大人リーナがポアントを履くには、バレエ教師の”お許し”が必要だという話。

 

私は、”お許し”しません(笑)

 

バレエ初心者でも大体3~6ヶ月を目安に履いていいですよ、と伝えています。

 

殆どの方が「怖いのでもう少ししてから(笑)」と、仰っしゃります。

 

でも、ロシアバレエ教授法では、足裏の弱い10歳前後の子どもたちがポアントを履いています。

 

なぜ、大人になると”お許し”が必要になってしまうのでしょう?

 

それは”お許し”をする教師が、ポアントワークのレベル分けができていないから、ではないでしょうか?

 

ロシアメソッド初級(1~3年生、10~12歳)ではポアントへの立ち方は跳び乗り、下り方は跳び下りが基本です。

 

この行い方は足裏の弱い子どもたち向けのアプローチです。

 

このアプローチはそのまま大人リーナに適用できる合理的なものです。

 

跳び乗り、跳び下りでは demi-pointe は通過させません。

 

以前、battements tendus で demi-pointeを通すことのデメリットをSNS上に投稿した際、

 

「demi-pointe を通過させない battements tendus なんてあり得ない!」と見ず知らずの方からきつくお叱りを受けたことがあります。(怖)

 

メソッドが違えば行い方も違うのに、です。

 

ちなみに、私が学んだ教授法では、出すときはdemi-pointeを強く通さずかかとを意識して出す、戻すときに少しdemi-pointeを通すけどやりすぎない、というのが正しい行い方です。

 

さて、本題に戻りましょう。

 

跳び乗り、跳び下りには正しい plié と正しいプラットフォームへの体重の乗せ方があります。

 

ただし、この「正しい」というのが曲者で、正しくできる人にとってはできるけど、そうでない人にとってはできない。

 

そして、そもそもできない人がほとんどなんです。

 

基本に立ち返ってみましょう。

 

ロシアの国立バレエ学校の入学オーディションの合格率は70倍とか言われています。

 

ほとんどが落ちる。(怖)

 

ロシア人であってもです。

 

だから、入学できた生徒たちは、バレエの神様に選ばれし者たち。

 

その子達なら「正しく」できる、ということです。

 

残酷な話ではあるんですが、バレエの神様に選ばれし者以外にはできないことなんです。

 

ご本人の努力とか気合とか、意識は関係ありません。

 

体の”お許し”が得られないんです。

 

「そこで体を改造しよう」ということでトレーニングが推奨されたりするわけですが、大人リーナにとっては酷ではないかと私は思っています。

 

もちろん、頑張れる方は素晴らしいですし、結果が出せたらさらに素晴らしいです!

 

でも、私は自分の生徒さんにトレーニングはあまり勧めていません。

 

大人なので。(笑)

 

その代わり、ツールを推奨しています。

 

ツールの力を借りてさっさと条件を整えてしまって、努力するならその先で、と言っています。

 

ポアントに関しては、「イカ足サポーター」が最も合理的だし、最も効果的だと思っています。

 

最近、「ポアント用イカ足サポーター」が商品化されたようなのでさっさとこれで条件を整えてしまうことをお勧めします。

 

さて、またまた本題に戻りましょう。

 

そう、レベル分け。

 

ルルヴェのレベル分けをご紹介します。

 

  1. 両足 demi-plié から両足に立つ
  2. 両足 demi-plié から片足に立つ
  3. 片足 demi-plié から同じ片足に立つ

 

このようにレベルがアップしていきます。

 

この3つもそれぞれ様々な形があるので、そこにも細かいレベル分けが存在しています。

 

このようにレベル分けしてみると、どこに不得手があるか把握できます。

 

解決すべき問題が明確になるので、それを狙った具体的な対策が立てられるようになります。

 

つまり、教師がそれに応じて指導すればよいだけの話なので、生徒さん側に努力を要求して立てるようになってもらうようなことは必要なくなります。

 

要するに”お許し”とは、教師の不勉強を生徒さんに転嫁して生徒さんの努力で克服させようとする行為だったのではないでしょうか?

 

一方、問題が明確でないままエクササイズを探す方がいらっしゃいます。

 

さらに良くないのは、教師がどこかのセミナーやたまたまYouTubeで見つけたようなエクササイズを生徒さんにやらせてしまうことです。

 

そして、真面目な生徒さんほど一生懸命にそのエクササイズを続けてしまう。

 

でも、闇雲にエクササイズしても効果は期待できません。

 

大人の貴重な時間をそんな風に使ってしまうのはもったいないと感じるのは私だけでしょうか?

 

こういう観点で教師が勉強すれば、”お許し”問題は消えてなくなるはずです。

 

でも、たぶんそんなことは起こりません。

 

バレエ教授法を勉強しない教師が圧倒的多数(約85%)なので。

 

そんな日本のバレエの学びの環境を改善するには、大人リーナがバレエに詳しくなってしまうことが一番です。

 

できれば、バレエ教師以上に。

 

ということで、今回のバスターズサロンのテーマは『大人バレエのポアントのレベル分け

 

私の得意分野なのでたくさん喋ります。(笑)

 

そして、今回も動画を使って解説しますので、分かりやすいですよ!

 

お楽しみに!!!

 


 

 

 

 

 

 

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