
私のいない、私のバレエレッスンで触れた自作のカリキュラムのメリット。
今回は、作った本人のメリット編です。
書いていたら、沢山ありすぎて記事一本に収まりきらなかったので、三回に分けて書きますね。
では、一本目始めます。
「バレエカリキュラム5つのメリット」
1.担当教師のメリット
2.子ども生徒のメリット
3.大人生徒のメリット
4.作った本人のメリット
5.代講時のメリット
今回は4番目「作った本人のメリット その1」です。
私のメリット その1
それは
便利
です。
カリキュラムがなかった時、
先生にクラスを任せるときに考慮していた点は、
教えの経験
でした。
教えの対象年齢と経験年数などを
教師採用のチェック項目にしていました。
そして、クラシックレッスンの動きを見て、
採用決定の判断をしました。
スタッフになっていただいた先生には、
大まかな指導方針を伝え、
それ以降は、基本的にお任せ状態でした。
3ヶ月に一度くらいのペースで
私自身が、スタッフの先生の教えを見て、
改善点などをお伝えしていました。
カリキュラムを作るきっかけとなったのは、
あなたが指導でつまずくのは、決してあなたのせいではありません
に、詳しく書きましたので、ここでは割愛します。
さて、カリキュラムを作ったら、どんなことが起こったかをざっと挙げると次の五つ。
・ スタッフの先生が指導しやすい
・ その結果、先生とのコミュニケーションがスムーズになる
・ スタッフを採用するときも、カリキュラムに則って指導ができるかどうかだけの判断で済む
・ 数ヶ月ごとに行っていた、先生のレッスンへのダメ出しがなくなった
・ 結果、私がめちゃくちゃ楽になった
要するに、
これは便利!(^_^)☆
カリキュラムを使うと、
教える先生も、作った本人もとっても便利
なんです。
アメリカでは、バレエ教師が独自のカリキュラムを作って販売するというのが、
珍しくないようです。
研究熱心なバレエ教師は、そういったカリキュラムを購入し、
実際に試し、自分の指導に活かして常に改善を心がけているそうです。
指導力が上がるから生徒も集まる。
良い循環が生まれていますね。
ぜひ、日本でも他教師から学んで
ご自身の指導改善に活かす流れが出来てくると良いなと思います。
ピンとこない方は、ご自身の経験を守る大事さと
生徒さんの上達を天秤にかけてみてください。
生徒さんの上達、
と考えるのであれば、とるべき行動は一つ。
指導内容の改善です。
これこそがワガノワ先生が実践していたことだし、
後進に伝えたかったことだと思います。
(ワガノワ先生の遺志については「日本人留学生が感心される本当の理由」参照)
そのために出来ることは、
山のようにあると思います。
じっとなんかしている暇はありません。
少しでも多くの時間が必要ですね。
そこでもカリキュラムが役に立つんです。
今回は、カリキュラムを使うと、とにかく便利と言うお話でした。
次回は、仕事と家庭の両立についてお話します。