バレエはどこ?
最近、バレエが迷子になっています。
バレエがどこかへ消えちゃったんです。
何のことかと言うと…。
バレエとテクニック
これって、バレエ教授法では明確に分けられています、
テクニックは、
ジャンプ
とか
ターン
とか
ザノースカ(脚を打つパ)
とか
派手な動きの中にあります。
で、肝心のバレエは、
何処にあるかというと、
「つなぎ」の中にあります。
そう、テクニックに比べれば相当地味ですよね。
この地味さ故に、つい置いてきぼりにされちゃうんです。
で、そのうち存在すら忘れ去られて、迷子になっちゃう…。
コンクールなどを見ていると、
バレエの部分が抜け落ちている踊りが多いことに気づきます。
派手なテクニックは、地味な「つなぎ」がなければ、目立ちません。
そういう意味では、「つなぎ」は重要な脇役です。
脇役が上手だと、主役が映える(仮に主役が下手でも…)。
脇役が下手だと、主役がどんなに上手でも
却ってわざとらしい感じになるってことありますよね?
そんな感じ。
そんな踊り。
例えば、
グラン・アレグロのステップで、
1. トンベ
2. パ・ドゥ・ブレ
3. グリッサード
4. グラン・ジュテ
という4つの動きが組み合わさったものがあります。
この動きでのつなぎとテクニックはと言うと、
1から3までがつなぎ、4がテクニック。
3つのつなぎの動きを上手に行う必要があります。
そして、この動きこそがバレエです。
バレエを疎かにするということは、
バレエを踊らずにテクニックのみ行っていることになるんです。
バレエのコンクールでバレエが踊れていないって、滑稽だと思いませんか?
で、審査員は、やはりバレエを見ています。
テクニックよりもバレエを重視しているんです。
「上手なのになぜ賞が獲れないんだろう?」
と思ったら、このことを思い出してください。
「つなぎ」の動きをもっと知りたい方は、
『Classical Ballet Technique』の219p~241p [Linking Step]の項をご覧ください。
多様な「つなぎ」の動きから、さまざまなジャンプやターンが行えるようにしましょう。
そうでなければ、テクニックの羅列になっていまします。
それはバレエではないのです。
バレエが迷子にならないよう、しっかりとあなたのそばに置きましょうね。
参考図書
日本語版はこちら。写真が小さいのでやや見にくいです。






