ロシア・メソッドを学んでいると、
どの段階で、
どの音取りで、
どの動きを行うか、
が明確に示されています。
これに従えば、
自分用のカリキュラムを作ることが可能です。
とても大変なのですが。(泣)
ロシア・メソッド第1学年で学ぶバーレッスンを12ヶ月で振り分ける作業を行いました。
下記の写真は、12ヶ月分の全てのバーの動きを書き出したものです。
どの時期に何を、
という部分を考えるのがとても大変です。
こちらは、ワガノワバレエアカデミー教師課程資格取得のロシア人の先生にチェックを入れて頂く予定。
あまりに小さくて読めませんよね。
下記は拡大サイズの一部。
いちばん大切なのは、
方向と音の取り方。
初めて学ぶ動きは、横方向から学びます。
次に、前。
そして、後ろ。
例えば、バットマン・タンデュなら
最初は両手バーで1番ポジションから横方向へのみ練習します。
そして、前、後ろと続き、
片手バーに移行します。
音の取り方も変化するので、それに応じて複数の要素を考慮しながらレッスンを構成する必要があります。
ロシア・メソッド第1学年の12ヶ月分のカリキュラムが出来上がれば、
生徒の指導がしやすくなります。
私自身、毎週金曜日に第1学年のレッスンをしているので、このカリキュラムが必要です。
バレエ教師が大事にしなくてはならないもの、それは
「どの時期に、
何を、
どの音の取り方で指導するか」
です。
この概念なしに指導するのは、生徒さんに対して上達を保証しているとは言えません。
上達させない教師は、教師としての役目を果たしていません。
そういう教師は、お金を頂いてはいけない、ということです。
バレエ教師としての使命感を持ったバレエ教師がもっと増えることを望んでいます。
少なくともカリキュラムは手にしておきたい必須のものです。
PS
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