
ちょっと読むのに気が進まないトピックスかも知れませんが…。
若いころは、レッスン後すぐに疲労回復したり、ステップも軽々できたのに、
加齢とともに、疲労回復に時間がかかるようになり、
できたステップもなんだかレベルが落ちているように感じる…。
認めたくないけど、加齢とともにバレエの実力が下がってくるみたいです。
普通、実力を上げるためには二つのアプローチがあります。
ひとつは、実力を上げるためにレッスンを増やす。
もうひとつは、動きの質を高めるために脳みそを鍛える。
量か質か、という話ですね。
二つを同時に行えば、鬼に金棒ですが、体がついていかなければ話になりません。
もし体力の低下を感じ始めたのなら、昔のように量を求めてはいけません。
なぜなら、加齢とともに体力だけではなくて、回復力も低下しているからです。
にもかかわらず、レッスンを増やしたらどうなるでしょう…。
レッスン量を増やしたために、かえって実力が落ちるようなことにもなりかねません。
これにはご注意ください。
量を増やして怪我するなんてこともありますし…。
特に発表会前は…。
つまり、ここで量を求めたら行き止まりになるのは明らかです。
なので、一つ目のアプローチは適していません。
加齢に向くアプローチは2番目となります。
脳みそを鍛えることです。
体と脳のコネクトを高めれば、質の高い動きができるようになります。
以前、私がインタビューしたロシア人のプロダンサーが、
「ダンサーにとって、一番必要な能力は?」
という質問に、
「頭の良さ」
と、答えてらっしゃいました…。
参考図書
『イメージ・筋肉上達法』デボラ・ボーゲル 著、DancingFUN