毎週ロシアメソッドのバレエ教授法に則って、大人オープンクラスで指導をしています。
月:1年生レベル
水:2年生レベル
金:3年生レベル
学年が上がるに連れて、コーディネーションのパターンが増えるので、なかなか大変です。
教授法では、
「コーディネーション能力こそがバレエ上達に欠かせない要素」
として扱われています。
各学年で要求されるコーディネーション能力は、
- 1年:上体垂直+脚だけ動かす
- 2年:1年+腕と頭の動き、バーでドゥミ・ポアントの動きが加わる
- 3年:2年と同じ、センターでドゥミ・ポアントの動きが加わる
上記のように要求されるコーディネーションが学年が上がるとどのように変化するのかが分かれば
指導ポイントが絞りやすくなります。
例えば、2年生のレッスンでどうしても軸脚の膝が緩んでしまう生徒さんがいた場合、
下記のようなアプローチで問題解決を図ります。
- 2年生より上の学年で要求される動きをしてもらう(例えばドゥミ・ポアントでの3年生の課題)
- 現在の状態だと、上の学年の動きはできないということを理解してもらう
- 理解した上で、1年生の課題を再確認する
これで、修正が可能になります。
もっと具体的にグラン・バットマン・ジュテを例に取り説明します。
- 動脚を投げ出すときに軸脚をドゥミ・ポアントに上げる
- ドゥミ・ポアントになった軸をア・テールに戻しながら動脚を戻す
軸脚の膝が曲がっていたら、上記の動きをするのは相当難しいです。
ですので、
1年生での課題である、軸脚の膝を伸ばして動脚を動かす
ということを理解する必要があります。
それでも膝が曲がるようでしたら、
軸脚のつま先を床から離して足首フレックスの状態でグラン・バットマン・ジュテ
をします(これはロシアメソッドにはない課題です)。
足首フレックスでは、膝はほとんどの方が伸びますので、ここでも理解が深まります。
上記のようなアプローチのためには、学年を跨いだ課題を理解している必要があります。
1年生のレッスンだから、1年生だけ理解していればよい
とは、なりません。
だから、ワガノワメソッドの教師になるには1年生から8年生まですべて修得することが求められます。
ワガノワメソッド教授法を師事している先生から与えられた私への宿題は、
学年を跨いだ課題の整理です。
すでにワガノワメソッドを1〜3年まで教わりましたので、
そろそろ本格的に取り掛かろうと思っています。
冒頭の写真は1〜3年までのプリエの課題をまとめたものです。
このあと、
バットマン・タンデュ
バットマン・タンデュ・ジュテ
ロン・ドゥ・ジャンブ・パル・テール
etc.
と続いていきます。
どう展開していくのか例を1つ
ロン・ドゥ・ジャンブ・アン・レールのセンターの動きは、
- 4年生:45°+シングル
- 5年生:45°+ダブル
- 6年生:90°+シングル
- 7年生:90°+ダブル
- 8年生:90°+ソテ(ジャンプ)
このようにステップは発展していきます。
ステップの発展系と課題が分かれば申し分ないですね。
私が作成した教授法カードは「教科書」
今取り掛かっている学年を跨いだ課題のまとめは「参考書」
この二つがあれば指導に困ることはないと思います。
バレエ教師がやるべきことは、枝葉を伸ばす前にこちらだと思います。
今後、この教科書・参考書をみなさんと共有できたらいいなぁ〜と思っています。








