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ワガノワピアニストから見た大人バレエのポアント事情

2017.8.12(土) かなっくホールにてバレエピアニストによる講習会が行われました。

 

『ワガノワ・バレエ・ピアノレッスン』

 

ピアノレッスン受講生と聴講生が募集され、私は聴講を希望しました。

 

ピアノ、、、弾けません。

 

小1のときにピアノを習っていましたが、ずっと椅子に座り続けることが苦痛で辞めてしまったのです。

 

今思えば、「辞めなければよかった……」

 

ワガノワのピアニストによるレッスンは大変興味深い内容でした。

 

ロシア国立ワガノワ・バレエ・アカデミーのコンサート・マスター(バレエ・ピアニスト)の

 

ガリーナ・ベズグラヤ先生の指導でした。

 

主催はかなっくホール。

 

「バレエレッスンにおけるバレエピアニストの存在の意義についてお感じいただければと思います。バレエピアニストを目指す方はもちろん、バレエ指導者や振付家の方も是非ご参加ください」

 

との案内だったので、聴講させていただきました。

 

ベズグラヤ先生は、ワガノワ・バレエ・アカデミーの音楽科で20人前後の生徒の指導をなさっています。

 

ベズグラヤ先生ご自身がバレエピアニストの経験がない状態でアカデミーの依頼を受けたそうです。

 

一から始めた苦労話をお聞きしました。

 

バレエピアニストがバレエを知らない状態で弾くことは良くない。バレエを知らずにレッスンで自然な音を出すことができない。

 

と、仰っていました。

 

アカデミーの音楽科では、バレエピアニストという特殊な音楽家を育てるシステムを構築されたそうです。

 

 

ベズグラヤ先生は、このレッスンでとても興味深いお話をされていました。

 

それはポアントに関して。

 

と プリエ

1 トゥに乗る=立つ

 

このカウントで音を奏でるのですが、

 

今と昔では音の出し方に差があると仰るのです。

 

昔のトゥシューズはすごく硬かったので、”と” から ”1” に乗るまでに時間がかかった。

今はトゥが柔らかいのでプッシュアップだけで立てるようになった。”と” が必要ないくらいだ。

今は長く立たせるのが大事だ。

 

この話を伺い、新しい観点からバレエを見るきっかけを頂いたと感じました。

 

ピアニスト以外にもバレエに関わっている沢山の仕事があります。

 

それらの仕事の現場から見たバレエは、私をはじめとするバレエ教師が見ているバレエとは違うのだろう。

 

なかなかおもしろい発見でした。

 

 

次回の大人バレエのお悩みバスターズサロン(4/15金 21:30-)のテーマは

 

「大人バレエのポアント事情」です。

 

ベズグラヤ先生のお話を踏まえて、どのように大人リーナに適応していくか、など

 

大人リーナのポアントについてさまざまな角度からお話します。

 

お楽しみに!

 


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