私がロシアバレエ教授法で学んだ手の形は3種類です。
「allongé(アロンジェ)」と「◯◯◯◯」、そして「柔らかい手」
さて、「◯◯◯◯」には何が入るでしょうか?
そんなの知っている!との声が聞こえてきそうですが、
実は知らない方が多くいらっしゃいます。
私は毎週木曜日に、ロシアメソッド1年生のレッスンをオンラインで指導しています。
そこでこの手の形の話をするのですが、
参加者全ての方は「allongé」をご存知です(少なくとも聞いたことはある)。
「柔らかい手」は3年生の課題なので、知らなくて当然(笑)
さぁ、問題は「◯◯◯◯」。
答えは「arrondi (アロンディ)」
この「arrondi」をご存じない方が大変多いのです。
習ったことがないそうです。
「arrondi」の意味は「丸く」です。
文字通り、腕を丸くします。
これが基本の形なので、あえて名称を使う必要もないかもしれません。
でも、知っておいたほうが絶対に良い!
言葉で理解することで形を理解できます。
特に大人リーナには言葉による理解は必須だと思っています。
arrondi(丸い腕)をallongé(長く)します。
このように言葉にすると、丸い腕を長くしていく動き、ということが理解できます。
ときどき、arrondiを「長くするように」と指導されてきた生徒さんがいます。
長いものを更に長くするのか。。。
どうやって長くしようか。。。
腕に長くする部分がなくなると手首を反ったり、背中を使って長くするなんて間違った行い方をするようになります。
やはり言葉の理解が真っ先に必要です。
ロシアバレエ教授法は言葉ありきの教育システムなので、大人リーナに適しています。
興味ある方はぜひロシアバレエを体験なさってみてください。