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バレエの腕(アームス)の微妙な高さの違いの習得法

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ロシア・バレエでは腕(アームス)の高さがポジションごとに厳密に定められています。

  • 第1ポジション(ロシア・メソッド以外ではアン・ナヴァン)
  • 第2ポジション(ア・ラ・スゴンド)

この2つ、腕の高さに違いがあることはご存知でしょうか?

まずは、ワガノワ・バレエ・アカデミー生の腕の位置(高さ)を写真で確認してみましょう。

全員高さが違いますね。(笑)

ここから動きが続くので、高かったり低かったり、タイミングのずれによりバラバラです。

正確な第1・第2ポジションを描いているのは、

一番左の生徒です。

第1ポジション(アン・ナヴァン)は手がみぞおちの前。

第2ポジション(ア・ラ・スゴンド)は手が胸の高さ。

これが正しいポジションです。

※一番右の生徒の腕のポジションがきれいです。第1と第2を合わせた腕のポーズを小さいポーズと呼びますが、その小さいポーズを低くしたポジションが存在します。右の生徒は「低めの小さいポーズ」になっています。

両腕第1ポジションから第2ポジションに開くときは、

みぞおちから胸の高さまで腕を上げます。

両腕が第2ポジションになる場合はさほど問題にならないでしょう。

問題は片腕ずつ違うポジションになるとき。

両腕準備のポジション(アン・バ)から

片腕は第1ポジション、もう片腕は第2ポジションに開く。

左右で違う高さに腕を上げるのですが、これが難しいのです。

往々にして同じ高さになりがち。

初めての生徒さんは大抵、腕の高さを左右で変えられないことに戸惑います。

ロシア国立バレエ学校の1年生は、ゆっくりなテンポでレッスンが進みます。

何故かわかりますか?

  • 腕の位置を考え、
  • 脚の正しい運びを考え、
  • 上体を垂直に維持するために背中と下腹に力を込め…。

やることが沢山あるので、テンポが速いとついて行けないのです。

脳みそをフル稼働させるためには、ゆっくりなテンポにする必要があります。

動かし方に慣れてきたら、徐々にテンポを速めます。

理にかなった教え方ですね。

このようなテンポの使い分けに関してもロシアのバレエ教授法では厳密に指定されています。

何をさせるか、そのために必要な要素は?

それらを理解した上で、あえてテンポを遅くするのです。

その段階を経ることで、腕の高さを左右で変えられるようになります。

参考記事

PS
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