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ワガノワの中級は将来の分かれ目(オンライン講座メモ3)

一般社団法人日本ワガノワバレエ協会(JVBA)主催の

 

ワガノワ・バレエアカデミー教授法学科長マリア・アレクサンドロヴナ・グリバーノワ先生のセミナー。

 

今回はDAY3「中級」について。

 

生徒の年齢は大体14歳から16歳。

 

この年齢になると、子どもの体から大人の体へと大きく変化をします。

 

太る生徒もいれば、身長が伸びないという生徒もいるでしょう。

 

そうした身体の変化が伴う時期でもバレエのレッスンは進んでいきます。

 

もちろん教師は、その変化に合わせて個々の生徒を注意深く指導するでしょう。

 

ですが、身体的にどうしても将来的にプロへの道が難しいと判断された場合、

 

違う道を模索する必要がある時期でもあるわけです。

 

マリア・アレクサンドロヴナ・グリバーノワ先生は、今回の講義の中で

 

はっきりと、

 

「生徒によっては、プロのバレリーナとは違う道を歩むべきかどうかを真剣に考えなくてはならない時期でもあります。大変シビアな現実です」

 

とおっしゃいました。

 

それゆえ5年生では年に2回テストがあります。

 

5年生の前期テストで身体的な条件、能力などから注意をされる生徒がいるとアカデミーのドキュメンタリーで見たことがあります。

 

注意しても改善が見込まれない場合、後期のテストの結果によっては進級できないと。

 

本当にシビアです。

 

初日の入学テストで「40歳まで踊れる人材を求めている」というお話がありました。

 

この目的のために、アカデミーは存在すると、強く感じた講義でした。

 

本人がバレエが好きだからとか、親が応援しているからとかを理由に、身体条件や適性に目を瞑るようなことはしない。

 

ともすれば、頑張れば出来るとか、夢を諦めないでとか言ってしまいそうになるかも知れませんが、そう言うフワフワしたある意味無責任な立場を取らない。

 

教師の覚悟が問われる学年と言えそうです。

 

今日もまたシビレました。笑

 

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