その1では、筋肉の3種類の収縮様式の1つ目、縮んでいく収縮について取り上げました。
今回は2つ目の、長さが変わらない収縮について。
では、エクササイズの紹介。
その1では、筋肉の3種類の収縮様式の1つ目、縮んでいく収縮について取り上げました。
今回は2つ目の、長さが変わらない収縮について。
では、エクササイズの紹介。
手でホールドしていれば結構上がるのに、手を離した途端に下がってしまう脚…。
何故落ちてしまうのでしょうか?
それは、
「音を表で取って」
「音を裏で取って」
教師がよく言う言葉です。
この音の取り方、生徒は理解しているでしょうか?
「顔を残して、顔を素早く戻して」
これは、ピルエットでスポットを指導する際の、教師の常套句です。
ですが、
顔を残そうとすると、首が傾げて肩が上がってしまう。
という現象が、良く起きてしまいます。
さて、どうすればいいでしょう?
腕のポジションで使われる用語、
アン・バ(意味は、下に)
アン・ナヴァン(意味は、前に)
アン・オー(意味は、上に)
の3種類。
この3つのポジションは、どのメソッドの呼び方でしょうか?
ワガノワ・バレエ・アカデミー教師全課程資格を保有している先生に、
「日本では、ターンアウトのためにお尻を締めなさい、という指導が行われている事があります。先生はどうお考えですか?」
と聞いたことがあります。
答えは、
「ターンアウトのために、故意にお尻は締めません」
です。
そして、ターンアウトをどのように行えばよいのか教えていただきました。
ターンアウトについて、ワガノワ・メソッドの書籍では下記のように記されています。
「脚の付け根からつま先までを体の外側に向けて開くことの出来る能力です。生まれつき外に開きやすい関節である場合と、地道なレッスンを続けて出来る様になる場合があります。脚を外に開くことで、体を支えている足元の面積が広がり、動きの幅が広がります。これは同時に、テクニックの向上にもつながります。」
(『ロシアバレエレッスン① 初級編 第1学年』エマ・A・ブリャーニチコワ 著 音楽之友社 18pより引用)
ワガノワ・メソッドの教科書でさえ、条件を満たしていない生徒にとっては、ターンアウトを習得するには地道な努力が必要不可欠としています。
ターンアウトは、大変なことなんです。
そもそも、ターンアウトはなぜバレエに必要なのでしょうか?
バレエ指導者は通常、レッスンの中でプリエを1番ポジションから始めます。
この
「1番ポジションから始める」
に、疑問を抱いたことはありますでしょうか?
「基本」と聞くと…、
土台とか、おおもととか、基礎とか、
最初にとりかからないといけないこと、というイメージがあります。
バレエの学校 へようこそ。
ごあいさつをお読みください。