前回、正しい形を教えているのに
上達しない生徒に見られる
5つの要素についてお話しました。
今回はその解決策について。
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ミュージカリティ
バレエ教師の意外な弱点
ピアニストからみたバレエ教師で、音が取れない教師について書きました。
読者の方からの反応もあり、やはり、音が取れない教師が存在するというのは、事実のようです。
あの記事は、私の実体験でもあります。どんな体験かというと…
ピアニストからみたバレエ教師
以前、バレエ・レッスン・ピアニストをなさっている方から、とても興味深いお話を伺いました。
それは、
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美しく踊るために欠かせない 「音楽性」
美しく踊るために欠かせない要素はたくさんあります。
キープ力・腕の動き・敏捷性…、など。
リズムとメロディ
以前、プロピアニストの方に、レッスンの生演奏をお願いした事がありました。
そこで、生演奏ならではのちょっとしたアクシデントが起こりました。
3拍子を理解する
作曲家の故・芥川也寸志氏がおっしゃっていたと記憶していますが、「日本人は農耕民族なので、3拍子が苦手。農耕民族は2拍子」というお話をされていたことがありました。
実際にレッスン場で踊っている生徒さんを見ても、3拍子に手間取っている様子が見て取れます。
コンフォートテンポ
レッスン中に「次はアダージョです」と、教師は言います。
プリエ、タンデュ、ロン・ドゥ・ジャンブなどは動きの名前なのに、アダージョになるといきなりテンポのことになります。
不思議ですね。
バットマン・タンデュを制覇する!
「バットマン・タンデュは、あらゆる舞踊の基礎である。その創造者は、脚の靭帯の構造と機能の本質そのものを深く理解していると思われるほどに、その発見は偉大なものである。
(中略)
脚が正しく動いていないときは、その舞踊手は、かつて厳格なバットマン・タンデュの教育を受けなかったということがすぐわかるのである。」
(『ワガノワのバレエ・レッスン』アグリッピナ・ワガノワ 著 新書館発行 1996年初版 55pより引用)
バットマン・タンデュは踊りの質を決めるとても大事な動きです。
バットマン・タンデュの質を上げるためには、ゆっくりな動きから徐々に速い動きへと移行させて訓練します。
8つにレベル分けした音の取り方を紹介します。
音を取る
「音を表で取って」
「音を裏で取って」
教師がよく言う言葉です。
この音の取り方、生徒は理解しているでしょうか?