20年以上前のことです。
『「胡桃割り人形」論』
『十九世紀フランス・バレエの台本』
の著者、平林正司先生に講演していただいたことがあります。
テーマは【ジゼル】
20年以上前のことです。
『「胡桃割り人形」論』
『十九世紀フランス・バレエの台本』
の著者、平林正司先生に講演していただいたことがあります。
テーマは【ジゼル】
日本人がヨーロッパを舞台にした古典バレエ作品を踊る時、何を思って踊れば良いのでしょうか?
ダンサーのアイデンティティが作品にどのように影響するのか考えてみます。
ついにシリーズ化してしまった「バレエ作品深堀り」。
前回はライトモティーフについてのお話でした。
今回は、トゥシューズのテクニックについて。
シュール・レ・ポアントはロマンティック・バレエの時代にどのように発展していったのでしょうか?
タリオーニの存在抜きには語れない内容です。
先週金曜(2021.5.21)の「バスターズサロン」のテーマは作品深堀りシリーズ第一弾として『ジゼル』を取り上げました。
思いのほか好評で、今後も作品を深堀りしてほしいというご要望を頂いています。ありがとうございます。
「バスターズサロン」は、オンライン講座である「大人バレエのお悩みバスターズ」の一環として
毎月第3金曜の21:30から配信しているオンラインサロンです
毎回前半30分はYouTubeで無料配信しています。※1
興味のある方はぜひご覧ください。
今回『ジゼル』を深堀りするにあたって、様々な書籍を読みました。
原作の台本や、音楽的な観点からの解説などなど。
新しい発見が沢山あり、とても勉強になりました。
その中で特に興味深かった本をご紹介します。
ロマンティック・バレエ
と
クラシック・バレエ
この2つの違いをご存知でしょうか?
相違点はたくさんあるのですが、
私が大注目するのは首。
私は『ジゼル』を舞台で踊ったことがありません。
なので、ジゼルの演技法的な解釈や動きの理解がプロのダンサーには遠く及ばないと感じています。
そういうときは師匠に聞くのが一番です。
師匠がいて、本当によかった。
Tours chaînés(トゥール・シェネ)というステップをご存知でしょうか?
一般的に Chaînés(シェネ)とだけ呼ばれている回転技です。
ロシア・バレエ教授法では2011年度版カリキュラムの第4学年(2017年度版では第3学年)から学びます。
Tours chaînés には入り方が2種類あります。
この入り方は、単に動きの違いということではなく役の位の違いとも関連しています。
これを知らずに踊ると恥をかくことになります。
その2つの入り方とは、glissade en tournant と tombé。
『ジゼル』第2幕のミルタのヴァリエーション。
2種類の踊り方があります。
動画で比較してみましょう。
夏はコンクールの季節です。
何度か生徒を参加させていますが、
会場では毎回というほど、目にする奇妙な光景があります。