ワガノワ・バレエ・アカデミーの先生が、大変困っていたある生徒がいました。
バレエ夏期講習の正しい受け方ご存知でしょうか? の続きです。
彼女はグラン・バットマンの横の時に、脚をア・ラ・スゴンドにした腕の前に上げていました。
これはクラシックバレエではありえないポジションなのですが、何度注意しても同じ過ちを繰り返す彼女。
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バレエ夏期講習の正しい受け方ご存知でしょうか?
あと数ヶ月もすれば夏休みがやってきます。
様々な講習会が開かれる夏休みは、バレエ教師にとっても生徒にとっても、学びの季節です。
踊れる人をもっとうまく踊れるようにするのと、踊れない人を踊れるようにするのとではまったく違うのです
バレエは様式美の芸術です。
決められたポジション・方向・身体の使い方があります。
それを全ての人に教えることは可能でしょうか?
バレエの上達、出来ないのは誰のせい?
上達しないのは誰のせい?
もしあなたがこう聞かれたら、どう答えますか?
今回は、教師について少し考えてみます。
教師を3つのタイプに分けてみます。
バレエでは、身長の高さも実力のうち
バレエ団の入団オーディションの応募条件には、
「身長●●cm以上」
と、身長の規定があります。
日本では、女性で160cm前後になっているものを目にします。
海外での身長規定は、日本よりも高いようです。
日本人留学生が感心される本当の理由
世界で活躍する日本人バレリーナ、バレリーノが多くいます。
彼らの踊りを見るたびに、日本人のバレエが世界で認められていることを誇らしく思います。
ですが、
そう喜んでばかりもいられないのです。
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ルルヴェが安定しない意外な理由
日本人に多く見られる足の形で一番多いのはエジプト型です。
その後にギリシャ型、スクエア型と続きます。
日本人の統計では、エジプト型が7割、ギリシャ型が2割、スクエア型が1割というのが、おおよその割合となっています。※1
全てを伝える指導と、上達させる指導は違う
ロシア・メソッドの教授法では、
「これは教師が知っておくだけでよい。
生徒には伝えない。」
という考え方で指導することがあります。
例えば、ワガノワ・バレエ・アカデミー7年生で学ぶ
「パ・ドゥ・シゾー」
振付が「動きの法則」に適っていますように
ワガノワ・バレエ・アカデミーを卒業後、
同校教師全課程の資格を取得したあるロシア人の先生から伺いました。
「バレエ教師は、
動きの法則
を常に考えないといけない。」
「バレエの
動きの法則
を知ると、
それ以外の動きが
いかに動きにくいか。」
それなのに、
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ストレスの少ない指導を目指して
ロシア・メソッドでは、年齢に合った指導が徹底されています。
1年生(10歳前後)から8年生(18歳前後)までの課題は、年齢に応じてレベルアップされていくように設計されています。