腕は長く使うというのがバレエの常識と考えられているようです。
しかし、決してそうともいえない場合があります。
腕を長く使うことでバランスを崩すことがあるのです。
腕は長く使うというのがバレエの常識と考えられているようです。
しかし、決してそうともいえない場合があります。
腕を長く使うことでバランスを崩すことがあるのです。
今回はドゥミ・プリエについて取り上げます。
ドゥミ・プリエは、クラシック・バレエの全ての動きの中に取り入れられていると言っても過言ではない、とても重要な動きです。
正しいジャンプには不可欠な動きです。
バレエの華は、やはりアレグロの動きです。
アレグロの動きの代表格、ジャンプこそがバレエの真髄といえるのではないでしょうか。
バレエのレッスンでよく言う言葉に 「引き上げて」 が、あります。
教師は、この 「引き上げ」 を体感として理解しているので、ただ 「引き上げて」 と言います。
はたしてこの表現、生徒さんは理解しているでしょうか?
作曲家の故・芥川也寸志氏がおっしゃっていたと記憶していますが、「日本人は農耕民族なので、3拍子が苦手。農耕民族は2拍子」というお話をされていたことがありました。
実際にレッスン場で踊っている生徒さんを見ても、3拍子に手間取っている様子が見て取れます。
元レニングラード国立バレエ団ファースト・ソリスト、現シュツッツガルト・バレエ団ドゥミ・ソリストのニコライ・コリパエフ先生のレッスンを間近で見学させていただく機会がありました。
ニコライ先生は、アダージオクラスで、アマチュアの大人の生徒さんに対し、大変丁寧にそして的確な指導をなさっていました。
デモンストレーションもすばらしく美しい。
そのレッスンで、ニコライ先生は上手に踊るための体の使い方のポイントをたくさん教えてくださいました。
ニコライ先生がとても強調されていたポイントの一つをご紹介します。
普段使っているレッスン場の前と後が逆になったら踊りにくいでしょうか?
発表会の練習などで、前後を逆にすると、後ろ向きに終わっている・・・なんてことがあるかも知れませんね。
いつもと違う前だと踊りにくい…。
レッスン中に「次はアダージョです」と、教師は言います。
プリエ、タンデュ、ロン・ドゥ・ジャンブなどは動きの名前なのに、アダージョになるといきなりテンポのことになります。
不思議ですね。
バレエの教科書には脚を180度開くように、と書かれています。
舞台を見てもバレリーナたちは180度開いています。
プロバレリーナたちの1番での可動域はどのくらいでしょうか?
プロじゃなくても、厳しいオーディションを経て有名バレエ学校に入学した生徒たちの可動域はどのくらいでしょうか?
「バレエの基本ルール」でもお伝えしましたが、脚をターンアウトさせることは、3つのルールの中の一つです。
ターンアウトなしにバレエは踊れない、ということですね。
それほど重要なターンアウト、どうすれば手に入るでしょうか?
ターンアウトを手に入れるためのコツをご紹介します。
その前に…、
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ほとんどのバレエスタジオ、スポーツジムには鏡が設置されています。
体のラインや動きをチェックするのに、鏡は最適です。
ですがこの鏡、実は上達の妨げになることもあるのです。