ロシア・バレエ教授法を学んだとか、
ワガノワ・メソッドを学んだとか、
いろいろ発信しているバレエ教師がたくさんいらっしゃいます。
その学びは誰から授かったのでしょうか?
この「誰から」、という部分は実はすご〜く大事なんです。
ロシア・バレエ教授法を学んだとか、
ワガノワ・メソッドを学んだとか、
いろいろ発信しているバレエ教師がたくさんいらっしゃいます。
その学びは誰から授かったのでしょうか?
この「誰から」、という部分は実はすご〜く大事なんです。
最近の日本のバレエ・コンクールには、5歳から出られるものがあるそうです。
幼児にヴァリエーションを踊らせて何を審査したいのでしょうか?
仮に点数をつけないにしても、一人で舞台に上がる心理的なストレスが5歳児にとってどれほどのものか。
そこに生徒を出させるバレエ教師の目的は何でしょうか?
どんなにレベルダウンしたとしても、幼児がそのヴァリエーションに必要な運動を経験しているとは到底思えません。
オリジナルのレベルダウンならいいというわけでもありません。
オリジナルの持つ様式美を、幼児はまだ理解できません。
文部科学省が発表している「幼児期運動指針」をご存知でしょうか?
複数のロシア人バレエ教師にバレエを習った方なら少しは感じているかもしれない違和感。
「みなさん違うことを言っている……」
その違和感の正体は一体何なのでしょうか?
ロシア・バレエ・メソッド
この言葉を耳にして最初に受ける印象は何でしょうか?
もしかすると、
かもしれません。
意外と知られていないようですが、
ロシア・バレエ・メソッドは発展し続けています。
前回のブログでイタリアン・フェッテの考察を行いました。
よく知られているイタリアン・フェッテは両手が 高低差のある allongé で、動脚は écarté devant に出されたものではないでしょうか?
実はもう一つの行い方があるのです。
それは、
バレエを習った方ならきっと夢見るイタリアン・フェッテ。
きれいに且つ正確にできたらどんなに素晴らしいでしょう。
正確に動けるようになるには、正確な指導が必要です。
ところで、イタリアン・フェッテの正確な指導には5つの段階があることをご存知でしょうか?
日本国内で、毎週のようにバレエコンクールが開催されています。
審査員が何を見ているか、とても気になりますよね。
日本ではバレエ教授法を学んでいる教師が15%しかいませんので、日本人審査員が何を基準にしているか想像できません。
ですが、私が見てきたものはお伝えすることができます。
それは、
アグリッピナ・ワガノワ先生の偉業
それはまさしく、システム化されたバレエ・メソッド作りに他なりません。
ワガノワ先生は、フランス派とイタリア派のスタイルを取り入れながら、クラシック舞踊の効果的な教育法を構築しました。
以前のブログでメソッドのいいとこ取りについて書きました(詳しくはこちら)。
いいとこ取りとワガノワ先生の偉業との差は一体どこにあるのでしょうか。
ロシアバレエクラシックレッスン基本プログラムのディプロマを頂いた今でも
「ロシアバレエではこうします」
という言葉を発することに不安があります。
知識が増えれば増えるほど、その言葉の重みを感じるようになったからです。
言葉の重みに気づかずに発言するとどのような影響があるでしょうか?
私が個人レッスンを受け付ける時、必ず事前に「何を学びたいのか?」
と、聞くことにしています。
「明確な自分の目標を持つこと」を意識してほしいからです。
そのためには、受講者の方が事前にしなくてはならないことがあります。
これを外すと、同じ個人レッスンでも得られものがまったく異なってきます。
今回は、その内容をお伝えします。